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カテゴリ:映画・ドラマ( 96 )

名監督死す

 米国のシドニールメット監督が死去。

 彼の作品は、『12人の怒れる男』、『狼たちの午後』、
『評決』くらいしか見ていないが、いずれも強い印象を受けた
傑作だ。

特に忘れがたいのは、『評決』でポールニューマンが演じた
酒びたりの弁護士が、徐々に立ち直っていく姿だ。

  
 当座の金を稼ぐために引き受けた仕事で目にした
被害者の惨状が、彼の眠っていた正義感とプロ意識を
呼び覚ましていく様子は、実に感動的だ。


 これもDVDを買って再見しましょう。

 そういえばニューマンもすでに故人なんですねぇ・・・
 追悼。
 
by kase551 | 2011-04-10 23:59 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

『レッズ』

 Iさんと呑みながら、映画の話になる。
 数年前からの付き合いやけど、映画について
話すのは初めてやね。

 「どんな映画が印象に残っていますか」という
 質問に、「『レッズ』ですね」という返答が。

 あぁ~、なつかしい!!

 ロシア革命を取材し、赤の広場に埋葬された
米国のジャーナリスト(ジョンリード)を主人公にした
この作品のことを、Iさんのおかげで思い出した。
 
 この名作を、何で今まで忘れてたんやろ?

 振り返ってみると、監督・主演のウォーレンビーティが、
名だたるプレイボーイだったゆえに、今以上に堅物だった私は、
彼の才能を認めつつも、どこかで避けようとしていたんと
ちゃうんかなぁと、思う。^^;

 
 DVDを買って再見しましょう。

 ラストの「インターナショナル」で泣くかも?^^;
by kase551 | 2011-04-09 23:59 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

韓国ドラマ「プレジデント」

 韓国KBS(http://able.kbs.co.kr/live)2TVで、
ドラマ「プレジデント」を観る。

 視聴率は低調(6%くらい)とのことだが、実に面白いドラマだ。

 大統領選挙をめぐる、候補間の葛藤・妥協・陰謀など、
さまざまな人間模様がリアルに描かれている。
 また、主人公の息子が、インターネットの掲示板などを使って、
父親を支援しようとする様子など、ノムヒョン大統領が当選した時の
「ネット選挙運動」を連想させ、興味深い。

 そして、韓国ドラマ定番^^;の、「出生の秘密」も
盛り込まれている。

 主演のチェスジョンは、私が韓国での生活を始めた当時(1990年)、
KBS1TVの連続ドラマで、誠実な食堂従業員青年役を演じていた。
 大統領候補を堂々と演じている彼を見ながら、歳月を実感する。 
by kase551 | 2011-02-16 23:28 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

ひまわり

 ソフィアローレンが日本に来てたんやね。

 彼女の映画は「ひまわり」しか観ていないと思うが、
この映画のテーマ曲はときどきハミングしている。
 たしか、ヘンリーマンシーニの作曲やったよね。
 名曲です。


 この映画からは、反戦のメッセージが、強く伝わってくる。


 (以下、映画の内容について書くので、
 これから観ようという方は、ご注意ください)

c0040369_22261012.jpg

 

  深く愛し合った夫婦が、戦争によって引き離され、
 終戦後、再会するが、夫は新しい家族の元に戻るという悲劇。
  残された妻も、新しい家族と暮らす夫も、
 この先、心から笑えることがあるのだろうか? 
  たぶんないだろう。

  あ~、なんでこうなってしまったんやろう、という無念さが、
 絶妙のテーマ曲によって増幅される。

  咲き誇る一面のひまわり畑と、戦争によって人生を
 ねじ曲げられた人たちの悲哀という対照の妙。


  う~ん、もういちど観たくなってきた。
  DVDを買おう。
by kase551 | 2010-10-29 23:59 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)

『ゲゲゲの女房』雑感

 NHKドラマ『ゲゲゲの女房』は、
水木しげる夫妻の実話をベースにした力作だ。

 紙芝居⇒貸本漫画⇒雑誌マンガ⇒テレビアニメ
という、戦後マンガ史の「ふりかえり」としても
興味深いこのドラマには、桜井昌一氏・長井勝一氏・
つげ義春氏・池上遼一氏などの実在人物をモデルにした
人たちも、多数登場している。

 桜井氏・長井氏をそれぞれモデルにした役を演じる、
梶原善・村上弘明の両氏の演技もよかった。
 マンガに対する桜井氏と長井氏の「愛」を、よく表現していました。
 
 でもちょ~っと観るのがつらくなってきました。

 向井理くんがよく頑張ってるのはわかるのですが、
苦労を重ねてきた40過ぎのマンガ家には、どうしても
見えないんよねぇ。

 勝手なことをゆわせてもらえれば、俺やったら、
父親役の風間杜夫さんを、「水木しげる」役に
するけどなぁ。

 あと、水木氏のような才能もなく、彼のように努力を続けることも
できない男たちが、「うん、あれが女性のあるべき姿だ」
などと、アホなことを考えるかも?というのが、ちょっと心配。
by kase551 | 2010-08-25 23:12 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

時効を扱った名作ドラマ 

 『時間(とき)よ、とまれ』というドラマをご存知の方は、
拙ブログのお客様には多くないだろうと思う。

 わたしも今日、「時効廃止法案成立」のニュースを
目にして思い出した。

 「土曜ワイド劇場」の初回作品。
 「寅さん俳優」のイメージが強かった渥美清の刑事役と、
 NHKドラマで「赤ひげ」先生を演じていた小林桂樹が
 犯人役という、意外なキャスティングに興味をひかれた。


 「ネタバレ」だが、時効寸前で逮捕された小林桂樹が、
家族に電話をかける場面は、今でも心に残っている。


 「まちがい電話でした!」 
  
  泣きました。
   
by kase551 | 2010-04-27 23:33 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

『愛と哀しみのボレロ』再見

  金曜(26日)に、欧州通であるSさんと食事をしながら、
『愛と哀しみのボレロ』の話をする。

 この映画について話し出したら終わらないので、
「ここまででやめておきます」と自分で納める。

 「でも、ぜひ見ていただきたいので、
 ご自宅にビデオを送ってもいいですか」と続ける。

 迷惑かもわからんけど、ドイツ通のSさんやったら、
まあえぇやろと、『愛と哀しみのボレロ』オタクは思う。^^;

 以前、ケーブルテレビで放映されたものをDVDレコーダーHDに
録画してあるので、それをDVDにダビングしようとするが、
録画方式とディスクの兼ね合いのためか、うまくいかない。

 やむなく、二巻一組のビデオをDVDレコーダーにダビングして、
DVDーRに落とす。

 ダビングしながら、この名作を再見する。

 見るごとに、感動が深まるような気がする。

 以下「ネタバレ」なので、スペースを空けます。





c0040369_1182996.jpg
 
 




 ラスト。
 パリのトロカデロ広場に集まる人たち。

 約40年ぶりに再会したユダヤ人親子の姿に、目が潤む。
 再会の場面の演出も、また絶妙なんよねぇ・・・

 そして、「チャリティーショー」が終了した後、仲むつまじく
寄り添い微笑んで帰路につく二人に、涙ボロボロ・・・^^;

 ショーが終わり、出演者たちが並んで礼をする。

 ドイツ人指揮者・ロシア人舞踏家・米国人歌手・
フランス人歌手、そしてフランス人アナウンサー。

 フランス人の若い歌手は、ユダヤ人親子の息子・孫だ。

 また、第二次大戦時、占領軍の軍隊楽団長として
パリに滞在していたドイツ人指揮者が、エディットピアフを
連想させる歌手と親密な関係を結んだ結果、アナウンサーが生まれたことを、
映画を見るひとたちだけが知っている。

 この父子を見て、また胸がしめつけられる。



   人生には2つか3つの物語しかない
  しかし それは 何度も繰り返されるのだ
  その度ごとに 初めての時のような残酷さで

                ウィラ・キャザー  
by kase551 | 2010-03-27 23:59 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

回想

 イラク侵略戦争において「苦闘する米兵」
を描いた映画が、米アカデミー賞を獲得した。

 30年以上前に同賞を獲得した
『ディアハンター』という作品を思い出した。

 ロバートデニーロは好きな俳優やけど、
この映画はあかんなぁ・・・・

 「ベトナム戦争トラウマ映画」やったら、
これもデニーロ主演の『タクシードライバー』のほうが、
よろしおます。

 なんで『ディアハンター』があかんかっちゅうたら、
まず、侵略軍である米軍の兵士として徴兵された、
被害者でもあり加害者でもあるデニーロたちが、
一方的な被害者としてしか描かれてないんよねぇ・・・・
 
 そして、ベトナム解放戦線(「北ベトナム」軍)に
とらえられたデニーロの親友・クリストファーウォーケンが
やらされる「ロシアンルーレット」。
 あんなこと、ほんまに解放戦線がやらせてたかぁ?
 
 『ディアハンター』では、デニーロやウォーケンたちは、
ロシア系米国人として描かれていた。
 せやから、「ロシアンルーレット」を監督は描いたんと
ちゃうんかなぁ・・・

 監督のマイケルチミノも、デニーロもイタリア系です。
 
 ほんま、なんかイヤやね。

 せやけど、あの映画には、えぇ役者が出とったねぇ・・・・

 デニーロ、ウォーケンももちろんやけど、
ジョンカザール、ジョンサベージ。

 カザールは、『ゴッドファーザー』『狼たちの午後』くらいしか観てへんけど、
頭が良さそうで、気弱そうでこずるそうな役の味わいは、絶品やね。
 成田三樹夫に通じる味わいでした。^^
 もうお二人とも故人・・・・><

 そして、サベージ。
 この人は、なんといっても『ヘアー』やね。

 そして、マイケルチミノよりミロスフォアマンが好きです。
  
by kase551 | 2010-03-11 00:01 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

韓国映画『牛の鈴音』

 昨日福岡で、韓国映画『牛の鈴音』の上映が始まった。

 すでに東京などでは、昨年末に公開されている
(http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/theaters.html)
この映画は、韓国で300万人の観客を動員し、
「牛の鈴音シンドローム」ということばを生んだ話題作だ。

 80歳にならんとする老夫婦は、早朝から夕方まで、
40歳という超高齢の牛とともに、田畑で汗を流す。

 「生活は面倒みるから、牛を売って隠居したら」
 というこどもたちの勧めにも、老農夫は耳を貸さず、
 牛とともに農地に立ち続ける。

  妻は、「牛も私と同じ。苦労するように生まれついた」とこぼす。
  しかし彼女は、「9人のこどもたちを、学校も出して育て上げた。
  牛のおかげだ。牛がいなかったら夫は死んでいる」とも言う。

  牛が老夫婦に残したものが大写しになったとき、
 私の涙腺は崩壊した・・・・^^;

  
  今日、この映画の封切り2日目を迎えた福岡の映画館で、
 映画上映後、「トークイベント」が開かれた。
  題名は「ビル街に響く牛の鈴音」。
  発題者は、私。^^;

  支配人と懇意にしているTさんが、
 「あなたは韓国での生活長かったから、ちょっと話できるでしょ?」
 と声をかけてくれたので、知ったかぶりをするのが大好きな俺は、
 当然「よろこんで!」と引き受けた。


  1960,70年代から急速に進んだ韓国社会の都市化・産業構造変化。
  ソウルオリンピック・文民政権誕生という転換期1980年代末~1990年代前半に
 おけるサラリーマンたちの「成長と安定と安心」。

  それが崩壊した1997年の金融危機とIMFによる管理。
  金大中政権による経済立て直し・・・・・

  韓国における親友Sが最近送ってくれた、
「今、韓国で業績の良い企業は、人件費カットと福利厚生費カットを
徹底的にやった会社だよ」というメールの内容も紹介する。

  「渡り鳥お父さん」「ペンギンお父さん」などの
 「流行語」も紹介する。
  
  ある程度安定した所得のある家庭でも、
 子供の将来を案じて留学させ、子の世話のために妻も同行したため、
 韓国で一人黙々と働きながら送金し、年に一度、海を渡って
 妻子に会いに行く「渡り鳥」や、海を渡る余裕がない(飛んでいけない)
 「ペンギン」などの涙ぐましい事例が珍しくない。
 
  このような韓国社会を生きる40代以上の中高年世代の
 約半数は、農林水産業(農業が大部分)に従事する親の苦労を
 目の当たりにしてきた。
  1970年の韓国における職業別人口分布は、
 第一次産業50.4%だった(これが2004年には、8.1%にまで激減している)。
     
  映画館に足をはこぶことの少ない中高年層がこの映画に
 魅了されたのは、彼らが『牛の鈴音』を、自らの親世代に送る
 「鎮魂譜」として受け止めたからではないだろうか。


  こういうトークイベントの魅力は、適当に「毒」が吐けることやね。^^;

 俺「この映画をフランスでブリジットバルドーが見たら、絶対に文句言いますよね。
   犬を食べる韓国人が、牛も虐待してるとか。 な~にをゆーてんねんですよねぇ?
  ガチョウの口にチューブ突っ込んで、無理やりエサを送り込んで『脂肪肝』にした
  のを楽しんで食べる自分の国のフォアグラを批判してからものゆわんかぁ、ですよね?」


 質問者「この映画のおじいさんは、完全無農薬で、米などを作っていますよね。
    この映画以降、それをブランド化することなどはなかったんでしょうか?」
 俺「私の知る限り、それはなかったと思います。もうご高齢ですし。
   でも私が息子だったら、絶対にやります。『なぁ、えぇやろオヤジ、マージンやるから』
   っちゅうて・・・」
  
  むしろ息子さんたちは、ほんの一場面に過ぎないやりとりを見た観客たちから、
 「親不孝者」扱いされて困ったようです。
  そして、自分たちの親の家周辺を「観光地化」しようとする行政に、
 「親を困らせるな」と反対しているらしいですね。 
  
   某新聞の取材に応えて長男は、「母がなんかキツイひとみたいにうけとめられるようで
  いやですね。母は市場で『1万500ウオンだけど、1万でいいよ』と言われても、『あんたも
  商売だから、残るものは残しなさい』と言って、きっちり1万500払うんですよ・・・」
  と言っていましたが、これは杞憂やね。

   あのおかあさんの情深さは、表情からも伝わってくるしね。 
  
by kase551 | 2010-03-07 23:51 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)

警戒

 最近のNHKドラマに、私は警戒心を抱いている。

 『空港防御システムROMES』と『外事警察』が、
「外国人犯罪の脅威」「国防の必要性」を訴え、
『坂の上の雲』が、ナショナリズムを刺激する。

 なんか危ないなぁ・・・・
by kase551 | 2009-12-07 22:27 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(2)