人気ブログランキング |

2011年 07月 31日 ( 1 )

竹宮惠子『ファラオの墓』

 竹宮惠子さんの名作『ファラオの墓』新装版(スクウェア・エニックス)
の「あとがき」には、竹宮さんがこの作品を描くにあたって、徳川家康の
物語を読んだり、歌舞伎の「勧進帳」を観に行ったりして、さまざまなものを
吸収していたことが述べられている。

 手塚治虫さんが、後進の藤子不二雄さんたちに、
「いいマンガを描くためには、いい映画を観て、いい本を読み、いい音楽を聴き・・・」
という内容のアドバイスをしていたことを、思い出した。

 そういえば、主人公のサリオキスと武人・イザイの関係には、
義経&弁慶の関係と共通点を感じる。

 イザイの最期は、まさに「弁慶の立ち往生」やねぇ。
 でも、イザイの人物造形が、単なる「忠臣」ではないために、
この場面は「弁慶の立ち往生」よりも、私には感動的です。
 
 先日、40代の若さで世を去った中島徹さんの『玄人のひとりごと』(小学館)の
主人公・南倍南と同じ髪型のイザイは、実に魅力的な人物だ。
 一見無骨な武闘派のようでありながら非常に思慮深く、
また、年下の者たちを慈しみ、期待をかける。

 吉川英治の傑作小説『三国志』に登場する関羽、
坂口尚さんの名作マンガ『石の花』に登場するブランコを
思い出した。  
 あっ、アニメ映画『ウォーターシップダウンのうさぎたち』の 
ビッグウィッグも・・・・
 韓国映画『JSA』におけるソンガンホも・・・・ 

 いいマンガは、いろいろなことを思い出させてくれるねぇ。

 関羽をブランドイメージにした紹興酒「関帝」を楽しみながら、
名作『ファラオの墓』を再々読しました。


 いやぁ、マンガって本当にいいもんですよねぇ。

 それでは皆さん、サヨナラ サヨナラ サヨナラ
by kase551 | 2011-07-31 23:40 | マンガ | Trackback | Comments(0)