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2009年 01月 05日 ( 1 )

傑作『劇画漂流』

 辰巳ヨシヒロ『劇画漂流(下)』(青林工藝社)は、期待通りの傑作だ。
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 「劇画」が普及していく過程を、当事者であった
 辰巳氏が描く様は、まさに活写といえる。
  そして、当時の時代風俗や出来事が巧みに
 おりこまれており、「そうか、あの時代やったから
 劇画が受け入れられたんやなぁ・・・」と、深く納得する。

 つげ義春との関係において、赤塚不二夫が否定的に
描かれているのも、興味深い。
 
 さいとう・たかをと辰巳氏の複雑な関係も、読み応えがある。
  
 そして、なつかしい作家の名前が!
 旭丘光志。

 この人の作品を、かつて『少年マガジン』で読んだ記憶がある。
種田山頭火を主人公にした作品だった。
 35年くらい前か・・・・ 

 当時の『マガジン』で健筆をふるっていた、ちばてつや、
さいとう・たかを、みなもと太郎という作家たちが、
今も力作・傑作を生み出していることにも、感嘆する。
by kase551 | 2009-01-05 22:41 | マンガ | Trackback | Comments(0)