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2008年 08月 24日 ( 1 )

つげ忠男『無頼平野』

  つげ忠男の作品を、やっと読んだ。
 
 彼の兄・つげ義春の作品集は数冊持っており、愛読している。

 長井勝一著『「ガロ」編集長』(ちくま文庫)
 呉智英著『現代マンガの全体像』(史輝出版)
という名著において、つげ忠男のマンガが高く評価されていることから、
「機会があれば・・・」と思っていたのだが、
「兄に影響を受けてマンガを書きだした」という経緯から、
「なんとなく敷居が高そう」と勝手に思い込み、今まで未読だった。

 『無頼平野』(ワイズ出版)を買って読む。
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 描線は兄・つげ義春に似ているが、より骨太な印象で、
迫力がある。

 『無頼平野』は、いわゆる「アウトロー」を描いた作品集だが、
採血会社に勤務していた経験などを生かした描写のリアルさに感嘆する。

 そして、感情描写の細やかさにも、うならされる。


 もっと早く読んでいたらよかった。
 
 「敷居が高そう」とかいう、先入観・思い込みは、
自分の世界を狭めるだけやねぇ・・・・
by kase551 | 2008-08-24 22:13 | マンガ | Trackback | Comments(0)