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2007年 08月 30日 ( 1 )

すべて英語経由

 故米原万里さんの講演集『米原万里の「愛の法則」』(集英社新書)
に収録されている2004年の講演中、きわめて印象深い指摘がありました。

 いわゆる「主要国首脳会議(サミット)」で、日本の代表が話す日本語は、
ドイツ語・フランス語・ロシア語・イタリア語に直接通訳されるのではなく、
英語を通して、これらの言語に通訳されていたんですねぇ・・・・・
 その逆も同様です。
 すなわち、ドイツ語→英語→日本語という具合に。
 もちろん同時通訳ですが・・・・
c0040369_22375639.jpg
(同書、91頁)

 不勉強にも、私はこの事実を知りませんでした。

 しかしこれは、日本の国際的立場をみごとに象徴していますね。
 すべて米国を通して、米国の様子を見て、物事が決まる。

 「民営化」も株価も・・・・・


  能天気に「男のロマン」と植民地万歳をうたいあげるトンデモ映画・『カサブランカ』
きちんと批判できる米原さんのような感覚を持ったエッセイストが、
わずか56歳で他界されたことは、ほんまにほんまに残念です。 
by kase551 | 2007-08-30 22:38 | | Trackback | Comments(0)