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2006年 12月 01日 ( 1 )

まっとうな判決

 まっとうな判決が出ました。

 兵庫県に住む「中国残留日本人孤児」たちが国家賠償を求めていた
訴訟で、神戸地裁(橋詰均裁判長)は、原告の請求を認める判決を下しました。
 
 判決文は、「戦闘員でない一般の在満州日本人を無防備な
状態においた戦前の政府の政策は、自国民の生命・身体を著しく
軽視する無慈悲な政策であったというほかはなく」と、戦前・戦中
における日本政府の「棄民政策」を指摘し、その犠牲者である
「残留孤児」たちの救済を、戦後の日本政府が怠った無責任さに
対して、損害賠償をすべきだというものです。

 「無慈悲な政策」。 まさにそのとおりです。

 「関東軍が守ってくれる」と信じていた開拓民たちを
見殺しにして、軍関係者たちはいち早く引き上げ列車に乗り・・・・・

 これが「皇軍」の実態だったんですよねぇ・・・・

 「残留孤児」というよりも、「棄民」ということばのほうが、
問題の本質をついています。

 今回の判決では、「孤児」たちが帰国してからの、
国による「自立支援」の貧弱さに対する責任も認めている
点においても、評価できます。

 
 これだけ論理的にもキッチリした判決が出たのですから、
控訴などせず、賠償を即時行えば、「美しい国」に近づけると
思うのですが、「満州国」官僚だった祖父を手放しで尊敬している、
あの首相では・・・・ 
by kase551 | 2006-12-01 21:48 | 戦後処理 | Trackback | Comments(0)