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2006年 03月 29日 ( 1 )

福岡の暗部

 魚の美味しい街・福岡は、その裏に、血塗られた歴史を
持っております。

 太平洋戦争時、多くの朝鮮人・中国人を強制連行し、
炭鉱で過酷な労働をさせたという歴史です。

 その強制連行・強制労働の被害にあった中国人たちが、
損害賠償と謝罪を求めて、国と三井・三菱系列企業を相手取って
訴えていた裁判で、「賠償をみとめず」という判決が、福岡地裁で
今日、下されました。

 判決の理由が、なんともはや・・・・

 「原告らが労働に従事した炭鉱は、遅くとも
 昭和20年末日までに稼動を停止し、被告会社らの
加害行為が終了した。
 昭和40年8月末日までに20年の除斥期間が経過しており、
原告らの被告会社らに対する不法行為による損害賠償請求権は
消滅した」

 ひとまず、強制連行・強制労働の不法性は認定しているんですね。
しかし、「20年が過ぎたので、請求権は消滅した」という理屈です。

 これで納得する人がいるのでしょうか?

 昭和40年といえば、1965年です。
 当時の日本は、台湾〔中華民国〕と国交を結んでおり、被害者たちが暮らす
中華人民共和国とは、国交がなかったはずですが・・・・
 1972年に国交が樹立してからも、日中間の自由旅行などは、夢物語だったはずですが・・・・


 一所懸命に勉強し、司法試験に合格し、このような判決文を読み上げる・・・・
 嗚呼、素晴らしい人生! 
 
by kase551 | 2006-03-29 21:27 | 戦後処理 | Trackback | Comments(2)