人気ブログランキング |

みなもと太郎『風雲児たち』

  みなもと太郎『風雲児たち 幕末編⑬』(リイド社)を買って読む。
c0040369_22581934.jpg

  「第一部」の連載が始まってから、約30年。

  「幕末の風雲児たち」を描いてほしいと願う編集部に対して、
 明治維新の原点は「関ヶ原」にあると見抜いた作者は、
 綿密な資料分析と人物への愛着によって、徳川政権下における
 さまざまな「風雲児」たちを、生き生きと描いた。

  私はこの「大河マンガ」を通して、保科正之・最上徳内・江川英龍という
 人物について、初めて学んだ。

  そして、シーボルト・イネ・田沼意次・林子平・ジョン万次郎・
 大村益次郎・高野長英・吉田松陰たちについて、
「はぁ~、こういう面があったんかぁ・・・」と、人物認識を新たにさせられている。

  抜群の力量と持久力を維持し続けるみなもと太郎の作品を、
小学生時代から読み続けられる幸せをかみしめている。

  しかし、同性愛をギャグにしてしまう(笑いものにしてしまう)
 のは、なんでやろねぇ・・・ 
  それはおかしいやろ?
  
 「榎本ホモ次郎・・・じゃない釜次郎であった」(『風雲児たち 幕末編⑬』43頁)
  
  この点が、実に残念。
by kase551 | 2008-09-07 22:59 | マンガ | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://kaseyan.exblog.jp/tb/9655722
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by マット・ソーン at 2014-01-30 21:09 x
私も大昔、みなもと太郎先生の『ホモホモ7』を読んだとき「これは同性愛者をバカにしてる差別だ!」と怒ったけど、実際にみなもと先生にお会いした時に、「あ!なるほど。納得。」と、目から鱗でした。(それ以上は言いません。)
Commented by kase551 at 2014-02-02 21:31
みなもと太郎さんは、『レ ミゼラブル』のあとがきなどからもうかがえるように、感性豊かで人間愛に満ちた方だと思います。それだけに、「ホモ次郎・・・じゃない釜次郎」という表現が、一層残念です。シーボルトの娘イネに対する偏見に「めらにん色素が違うだけ」という記述をしているみなもと太郎さんが、男性同性愛者を「ギャグのネタ」にしていることが、実に残念で不快です。


<< プガジャ 血液型 >>