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読んでないくせに

 『母の発達』『だいにっほん、ろんちくおげれつ記』くらいしか読んでおらず、
『水晶内制度』『金毘羅』は「積んどく」状態だが、笙野頼子の小説は
力強い。 好きです。

 この人のインタビュー記事やエッセイも、抜群に面白く、勉強になる。

 『論座』6月号におけるインタビューでの「論蓄」批判も鋭い。

 「また、論蓄は、そのような主体なき言語を使うことが職業となっている
人たちのことで、右蓄と左蓄に分けられます。でも大差はない。(中略)
 表現の自由にのっとって力を尽くすのは、右はセクハラ、左は援助交際も
自由意志だというようなロリコンの肯定だったりします。でも、本当に表現の自由が
問われるときは、一切出てきません。そして成田の農民のことは言いもしないけど
大事件の度、また新商品がヒットする度、『○○の前に文学は不毛』と言う。
読んでないくせに」(187頁)

  えぇなぁ、「読んでないくせに」というお言葉。

  『一、二、三、死、今日を生きよう! 成田参拝』(集英社)を読まなあかんな。
by kase551 | 2008-06-15 20:52 | | Trackback | Comments(0)
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