ヒゲ面のごついファイターなのですが、
川嶋勝重というボクサーには、いつも
「さわやか」「潔さ」を感じます。
日本ボクシング史に残る名ボクサー
徳山昌守(洪昌守)選手を1ラウンドでKOして
世界タイトルを獲得したときも、おごることなく、
また、リターンマッチで徳山選手に敗れたときも、
泣き言・言い訳を一切言わず・・・・
昨日のタイトルマッチは、ホンマえぇ試合でした。
顔面を狙った右は空振りが多かったのですが、左の
ボディー攻撃が素晴らしかった!
チャンピオンのうめき声が伝わってくるようでした。
例によって実況アナウンサーの絶叫が耳障りで、「消音」で
見ていましたが、私の印象では「川嶋の判定勝ち」でした。
しかし結果は判定負け。
そして川嶋選手は引退を宣言しました。
「良くて引き分けで、勝ちはないと思った。
不器用さ、センスのなさが出てしまったかな」
というのが、彼のコメントです。
最後まで「さわやか」「潔さ」を貫きましたね。
この人も、私にいい刺激を与えてくれます。