以前、70代の知人から次のような話を聞かされました。
彼女の父親は、大阪で卸商を営んでいました。
なかなかのやり手だった彼は、太平洋戦争当時、
軍需物資を取り扱う権利を得ました。
敗戦まで、彼の店は、かなりの利益を上げ続けたとのことです。
知人の言葉です。
「同年代の人たちが、『戦時中は、食べるもんがなかった』と
いう話をするとき、私はいつも黙ってうなずくだけにしてるねん。
私んとこは、終戦まで毎日、肉とか魚とか食べてたから・・・・」
戦争が、多くの人に悲劇をもたらす一方で、一部の人間には、
大きな経済的利益をもたらすことは、よく知られています。
知人の話は、それを裏付けています。
「テロとの戦い」を掲げて、アフガニスタンやイラクへの侵略を
続ける米国も、同様ですね。
米国の肥大した石油産業・兵器産業は、絶えず他国の地下資源を
求め続け、兵器を消費し続けることを、存在基盤にしています。
日本の「偵察衛星」や、安倍晋三氏が主張する、自衛隊の恒久派遣
なども、これと密接にかかわっているんでしょうね。
ワーキングプアやニートの「再チャレンジ」は、「愛国戦士」としての
海外恒久派兵・・・・・・