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プリンハム

 安部司著『食品の裏側』(東洋経済新報社)を読みました。

 われわれが日常、いかに多くの食品添加物を食べさせられて
いるかということを、添加物のトップセールスマンだった著者が、
わかりやすく示しています。

 以前、スーパーで買ったベーコンのラベルに、
「原料の一部に、大豆・乳を含む」という表示を見つけ、
「なぜ、ベーコンに大豆と乳?」と感じた疑問が、
この本のおかげで解けました。

 食肉加工業界では、ハムやベーコンなどに使う豚肉の
水増しを、恒常的に行っているとのことです。
 たとえば、100キロの豚肉があるとすると、その肉に
20~30キロの「肉用ゼリー液」を注入するのです。
 その「ゼリー液」は、大豆や卵白、乳たんぱくなどから
作られます。
 そして、水分を増した肉を固めるために、添加物も
増量する・・・・
 
 業界では、このような水増し肉から作られたハムを、
「プリンハム」と呼んでいるとのことです。


 私は、コンビニのおにぎりや弁当は極力買わず
(添加物まみれですので)、調理の際には化学調味料は使わず、
しょうゆや味噌などにも気を使ってきたつもりでしたが、
「肉用ゼリー液」の存在は知りませんでした。

 勉強になりました。
プリンハム_c0040369_21314480.jpg
 
by kase551 | 2006-01-11 21:34 | | Trackback | Comments(0)


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