ふと、
♪忍びが通る獣道 風がカムイの影を切る♪
というフレーズを思い出して、
youtubeで聴いた。
テーマ曲の作詞は、
白土三平氏のおつれあいによるもの。
リアルタイムでアニメを観ていたころは、
そんなことも知らなかった。
ナレーターが、城達也さんだったことも・・・
「外伝」ではない、『カムイ伝』を全巻通して読んだのは、
たしか高校2年生くらいのとき。
「徳川幕府の支配原理をゆるがす秘密」という
発想と、「非人」と農民たちに関する描写に、
感嘆し続けながら読了した。
今でも印象深いのは、集団性暴力を受けた恋人に
対する「正助」の態度だ。
17歳のオレは、泣いた。
そして、「犯人に対して、処罰が甘すぎるやろ?
全員ぶち殺せ!」と思った。
現在51歳の私は、『カムイ伝』を、どう読むのだろうか?
近日中に、ぜひ再読したい。