型破りな番組を放つことが多い韓国民放SBSが、
1990年代半ばに放った最大の型破り傑作ドラマが、
『砂時計』だった。
主人公のひとりが、父親が「アカ」だったために
陸軍士官学校への入学を拒まれること。
彼と親友が、1980年の「光州民主化運動」において、
互いに知らぬまま、「民主化勢力側」と「鎮圧軍」となること。
数年後、その二人が刑事被告人と検事として対面すること。
今でも、数々の名ぜりふと名場面が浮かんでくる。
当時、テレビドラマをあまり観ないサラリーマンたちを
帰宅させるドラマという意味で、「『砂時計』は『帰家時計』」
ということばが「流行語」となった。
まさに、韓国ドラマの金字塔やね。