高校卒業後、初の学年全体同窓会。
200人を越える同期たちが、一同に会する。
まずは、震災被災者のために、黙祷。
会場に置かれた義捐金箱に、次々に気持ちが託される。
30年ぶりの再会は、厳粛な雰囲気で幕を開け、
徐々に話の輪が広がっていく。
思い出話、近況報告、当時言えなかった「秘話」など・・・
それぞれ、自分の持ち場で誠実に、懸命に力を発揮している様子が、実に頼もしく、うれしい。
隣席のSさんと歓談。
彼女とは、高校時代はほとんど会話をしたことがなかったが、
「清楚でやさしそうな子やなぁ」と、好印象を抱いていた(恋愛感情ではありません^^;)。
卒業文集作成(Sさんが編集委員)の労をねぎらい、
「えぇ感じに歳をとったねぇ」と、清楚さに深みが加わった彼女の魅力を指摘する。
「あのころって、男子と女子という枠組みをかなり意識してたから、
なかなか気軽に話をでけへんだんよねぇ。歳を取るっておもしろいもんやねぇ」と笑いあう。
恩師K先生が、「ブログ愛読してるよ」と声をかけてくださり、恐縮する。
先生の「『歴』として生きながら、『史』とならなかった人たちのことを考えられる
人間になってほしい」ということばは、常に私の中にある。
そして先生が、私がブログで低い評価を下した某歌手がお好きであることも
今回知った。
「全般的な論調には賛成するけど、なんで、ある歌手をボロクソにゆうんかと、
ちょっとあれにはなぁ・・・」
「あぁ、◇◇のことですね」と言いながら、ちょっと笑った。^^
こういう率直さも、K先生の大きな魅力だ。
そして、それだけ拙ブログを読んでくださっているということに、感謝あるのみ。
先生に担任していただいた幸運を、あらためて感じる。
二次会では、小学校からの同級生Kくん、Hさん、Sさん、Mさんたちとの再会を喜ぶ。
二次会場でも回される義捐金箱に託される気持ち。
三次会では、クラスが違っていたため、一度も話をしたことのなかった人たちとも、
飲みながら談笑する。
「△△くんと話すのは初めてやねぇ」「そうやねぇ」と言いながらも、
ぎこちなさが全くないのがおもしろい。
20代、30代のころなら、このようにはいかなかっただろうと思う。
やはり、歳を取ることは、おもしろい。
すばらしい再会の場を準備・運営してくれた実行委員の皆さんに、
心から感謝! おおきに!!
わがクラスの委員夫妻(同級生カップル→結婚)には、
「博多通りもん」を送らせてもらおう。