今回の大地震で、原発の危険性をあらためて実感する。
地震の影響により、東京電力福島第1原発の放射能漏れの
恐れがあるため、政府は半径3キロ以内の住民に緊急避難を指示した。
これは原子炉内の冷却水の水位が低下し、燃料棒が露出してしまう
という事態に備えるための措置だ。
政府は「念のための避難」であると強調しているが、
半径3キロというのは相当な距離だ。
北陸地方の柏崎原発の冷却水漏れ事故もそうやったけど
電力会社が強調する「原発の安全性」というものは、
相当に疑わしい。
もしどうしても原発による発電が欠かせないのであれば、
電力消費を抑えて危険性の高い原発の稼働率を下げるため、
1970年代の石油ショック時の「節電政策」のように、
緊急災害時以外のテレビ放送を午前0時から5時(6時やったかな?)
まで停止するとか、ネオンサインの制限をするなどの措置を実施して欲しい。
コンビニの24時間営業も止めて欲しい。
これだけでも、相当に電力消費は抑えられるよ。
せやけど現状は、電力会社と電機メーカーと政府がぐるになって
「地デジ」をしつこくアピールし、原発輸出を促進し、
上関原発工事強行のように、環境と住民を無視したことを
続けている。
今回の大地震で、すでに相当の放射能が漏れており、
現場作業員たちは、多大な被爆被害を受けてるのではないだろうか?
今回の大惨事が、原発を見直す機会になることを望む。