先日、福岡市による「人権問題に関する市民意識調査」の結果を
若者たちに紹介した。
これは市が2007年11月~12月に、市内居住の満20歳以上の男女3500名を対象とし、
1863名(回収率53.2%)からの回答を得たもの。
このうちの、入居拒否について紹介。
【設問】貸家を探している外国人が、適当なマンションを見つけて申し込んだところ、
国籍を理由として家主は貸すことを断った。この家主の態度をどう考えるか?
選択肢
外国人という理由で断ったのは差別 37.5%
家主の権利であるから差別とは言えない 25.9%
いちがいには言えない 34.4%
無回答 2.3%
この、「家主の権利」ということに共感する若者もいたが、
国籍を理由とした入居拒否は、日本も加入している国際人権規約・
人種差別撤廃条約などが定める人の尊厳の保障及び人種差別禁止の理念及び規定に反する。
すなわち「住居についての権利」の否定であると説明すると、
「あぁそうなんですか」と、彼はつぶやく。
まだまだ私がやるべきことは多い。
それにしても、25.9%か・・・・・