地元福岡のテレビ局が製作する情報番組で、
「福岡音楽散歩ジャズ」というタイトルを朝刊で目にして、録画予約。
帰宅して視て、失望。
ジャズ関連店舗の紹介はさておき、
番組の「コーディネーター」が推薦するジャズミュージシャンに、
あきれる。
ソニーロリンズの『サキソォンコロッサス』を紹介したことに、
「おぉえぇやんか」と喜んでいたが、次は、マイルスデイビスと
ジョンコルトレーン。えっ?!
「マイルスは、時代の最先端を行っていた」というニュアンスの
コメントや、「コルトレーンは求道者だった」などの「解説」に
うんざり。
アホか? 椎葉とかゆぅ人は、ほんまにあかんね。
ジャズの魅力を広めるならば、ロリンズ(テナーサックス)
⇒デイビス(トランペット)⇒コルトレーン(テナーサックス)
という紹介は、あかんやろ?
聴いて、絶対に「楽しくない」と思う。
俺やったら、①ロリンズの後は、
②ビルエバンス(ピアノ)が弾く「枯葉」、
③ウィントンマルサリス(トランペット)のアルバム
『スタンダードタイム』を勧めるね。
ロリンズ節に惹かれたあと、エバンスの流麗なタッチと
叙情性に魅せられた人は、マルサリスのストレートな力強さと
表現力に、感嘆するはず。
往々にして、ジャズについて語るひとには、椎葉氏のように、
勘違いをして自己顕示をするやつが多いんよねぇ・・・・
まぁ俺も、自己顕示欲は強いと思うけど、それでも
セロニアスモンクの音楽を「お勧め」とかゆわんもんなぁ・・・