ひさしぶりに、出刃包丁をふるって魚をさばく。
一月以来か・・・・
「大将の魚屋」で仕入れた鰹と飛魚。
目に青葉 山ほととぎす 初鰹
という短歌を思い出す。
三尾買った飛魚は、男女混合。
とびっ子は醤油漬けに、白子は湯引きしてポン酢で食す。
一尾は今日刺身でいただき、二尾は
「寝かせる」。
鰹は、たたきで。
青春時代を高知で過ごした亡父は、鰹のたたきが好きだった。
これにつきものなのが、薄切りニンニク。
「明日臭うから、一切れだけにしとこか・・・」などと言いながら、
結局は家族全員、競うようにニンニクに箸を伸ばし・・・・^^;
私は、自らの人生に悔いは、全くない。
しかし、私がさばいた鰹のたたきに、高知の銘酒「司牡丹」を添えた
「父の日」のプレゼントを、今なら捧げられるのに・・・と、
ときどき思う。