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慧眼

 かんべむさし『黙せし君よ』(双葉文庫)を再読し、
著者の慧眼に感嘆する。

 この作品の単行本が発表されたのが、1990年。
 
 かんべむさしは、主人公の口を借りて、コンピュータ社会について、
次のように予言している。


 「操作法はどんどん簡単になっていくに違いないし、慣れて使いこなせば、
 便利なシステムであることに間違いはないんですから。それにパソコン・ネット
 が広がり、コピー・マシンやファックスが個人の家庭に普及すれば、国家による
 情報統制がどんどんやりにくくなるでしょう(後略)」

 「勿論、コンピューター社会が高度管理社会になる危険性も同時にあるわけですけど、
 その機器を自由に使える人間が多くなるほど、それを裏から崩しやすくもなっていく。
 ここまできたら、情報ゲリラを増やして社会に活力を保つためにも、もっともっと普及
 させた方がいいだろうと思いますよ」
by kase551 | 2010-03-23 22:08 | | Trackback | Comments(0)
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