うまいコメを食べると思い出すマンガ作品がある。
さいとうたかを作『ゴルゴ13』シリーズの、
「蟷螂の斧」と「汚れた金」の二作品だ。
米カーギル社などの穀物メジャーに立ち向かう
日本の商社マン・藤堂の活躍を描いた「穀物戦争二部作」。
以前ここでも述べたように、「汚れた金」には、設定における大きな問題点があるが、
「給食という餌付け」「戦略物資としての穀物」を理解する参考書として、よくできていると思う。
そして、藤堂という人物が魅力的で、
前述の問題点を補って余りあるストーリー展開のおもしろさに、
ついつい再読してしまう。^^