なにか大きな事件が起こるたびに、
その「犯人」の過去が、あばかれる。
小学校の時の文集や、中学時代の友人関係など・・・・
興味本位でとりあげられる、「犯人の過去」。
どのような凶悪事件であっても、「犯人の過去」を
手前勝手に公開することには、私は不快感を抱く。
俺がこの先、逮捕・拘留され、裁判にかけられる可能性は、
ないとは断言できない。
ひょっとしたら、「凶悪犯罪」に手を染めてしまうかも知れない。
人間とはわからんもんやから。
そのときには、マスコミがとりあげるのに絶好の証人がいてはりまっせ。^^;
小学3・4年生時代の担任M氏。
インタビュアー「かせたに容疑者は、どういう生徒だったんですか?」
M氏「えぇ、決して悪い子じゃなかったんですが、生意気、いえ、反抗的、いえ、
まあ個性が強かったというんでしょうかねぇ・・・ 宿題を拒否し続けたりして、
ホンマむかつくガキ、いえ、ちょっと手のかかる子でしたねぇ・・・」
インタビュアー「かせたに容疑者に、今先生がおっしゃりたいことは?」
M氏「罪を悔いて、写経でもして、自らを見つめなおしてほしいですね。
あっ、ここからはカメラも録音も消してね。オフレコでね。
ざまぁみさらせ、あのクソ生意気なかせたにのガキめ!!
私の指導に素直に従ってたら、こんなことにはならんかったんやでぇ。
まぁ、因果応報やねぇ・・・
そのインタビュー場面を見た視聴者は、おそらく次のように思うだろう。
「なるほどなぁ。そういう反抗的な生意気なガキが、大きくなったらこういう
凶悪犯罪に走るんやなぁ・・・ うちの子が、ああいうかせたにみたいなヤツに
ならんように、今からびしっと躾けなあかんなぁ・・・ 自衛隊に体験入隊させよか?」