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秀作ドキュメンタリー

 さあ、明日から住民税が大幅に上がります。

 先日ここで述べたように、「ふるさと納税」は、これへの不満をそらすためなんでしょうねぇ・・・

 ほんまにアホらし・・・・

 私にでもわかる、「住民税引き上げ」と「ふるさと納税」の関連性に
ついてまったく触れない(触れられない)NHKですが、
 5月27日放映の「NHKスペシャル」は、すばらしい番組でした。
 
 ハンセン病に対する無理解・偏見・差別ゆえに家族を失ったり
(強制中絶など)、配偶者への不信感を抱いたりした人たちの
「家族再生」を描いたこの番組は、ひとりでも多くの人に
見ていただきたい秀作です。

 「(ハンセン病に対する)偏見・無理解・思い込みが、いかにおそろしいも
のであるか、そして、それによる被害から立ち直ろうとする人たちの強さを
見てください」と紹介して、若い人たちにこの番組を今日見せたのですが、
ほとんどの人は顔を上げて見入っていました。

 視聴後、「では、来週に感想文を提出して下さい」と言うときに、
「あぁ、この子たちはちゃんと生まれてきて、ここにいるんだ」と
いう思いがこみあげ、嗚咽してしまいました。

 こういうオッサンの姿を見るのも、彼らには有益かも^^;と、
言い訳をしております。 
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by kase551 | 2007-05-31 23:23 | 社会 | Trackback | Comments(0)

『朝日新聞』の特集記事

  今日(2007年5月29日)の『朝日新聞』に、
見開き2面で、在日コリアン特集が掲載されました。
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 在日コリアンの形成過程(歴史)や法的地位、
そして無年金問題や参政権問題などの課題に
ついて、わかりやすく提示している点は、高く評価
したいです。
 
 日本人との職業比較や結婚相手の動向などの
統計グラフも、見やすく有益です。

 しかし、「キーワード」における「在日コリアン」の
定義には、首をひねりました。

 「朝鮮半島にルーツがあり、『韓国』『朝鮮』籍のまま
日本に暮らしている人たちの呼称」(同紙 19面)と、
『朝日新聞』は定義しています。
 
 う~ん、これやったら、日本籍の在日コリアンを
排除してしまうんとちゃいますかねぇ・・・・

 記事にも紹介されている、日本籍の鄭大均(てい たいきん)さんは、
在日コリアンではないのでしょうか?


 「キーワード」における定義は、『朝日新聞』が望む
「在日コリアン」の姿なのかもしれません。 
 
 このあたりが、私が『朝日』に感じるいやらしさなんですよねぇ・・・・

 ともあれ、この特集は読み応えがありました。
 『朝日』の購読を続けます。
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by kase551 | 2007-05-29 23:52 | 「在日」 | Trackback | Comments(0)

温顔の頑固さ

 苗字しか記憶していませんが、
後藤さんというジャズ喫茶オーナー兼
ジャズ評論家が、「ビル・エバンスは、米の
ごはんのようなものだ」と述べているのを、
どこかで読んだことがあります。

 うまいことをいうなぁ・・・・と感心しました。

 米のごはんは、こどもが無心にほおばっても
おいしく、大人がじっくりかみしめて味わっても
おいしく、すなわち、だれが食べてもおいしく、
しかも味わい深いんですね。

 エバンスのピアノは、まさにそれです。

 ジャズを聴き始めた20代には、
「あぁ、聴き心地えぇなあ・・・・」とだけ思っていた
エバンスの演奏は、40代半ばになって聴くと、
「芯が強く、頑固なオッサンやなぁ・・・」と、
また違った魅力を感じます。

 今、エバンスが弾く「ラウンドミッドナイト」
を聴きながら、それをあらためて感じます。 
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by kase551 | 2007-05-29 23:35 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「ふるさと納税」? アホか・・・・・

 納税者が、税金の一部を居住地ではなく
出身地に納めるという「ふるさと納税」って、
なんでんねん?

 6月から大幅に上がる住民税への不満を
そらそうとしているとしか考えられないのですが・・・

 まあ政治家や役所が「ふるさと」うんぬんを言うときには、
だいたいがうさんくさいんですよねぇ・・・
 
 仮に、祖父母のルーツである朝鮮半島も「ふるさと」と思い、
生まれ育った大阪も「ふるさと」と思うとAさんが、
「では、朝鮮民主主義人民共和国と韓国と大阪市に住民税を
3等分して払います」と言ったなら、どうするのでしょうか?


 住民としての参政権を剥奪し続け、税金だけは上げようとする
「美しい国」・・・・
  
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by kase551 | 2007-05-27 21:03 | 社会 | Trackback | Comments(0)

在日女性文学『地に舟をこげ』

 在日女性文芸協会『地に舟をこげ』(社会評論社発売)
創刊号を買いました。
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  在日コリアンによる文芸誌といえば、季刊『民濤』が
 頭に浮かびます。

 1980年代に10号まで発刊された『民濤』は、
さまざまな在日コリアンの姿を、私に教えてくれました。

 この文芸誌を通して、私は金石範さんや金時鐘さんの
存在を知りました。

 また、宗秋月さんや金蒼生さんたち、女性作家についても・・・・


 昨年末に創刊された『地に舟をこげ』には、宗さん・金さんの著作が掲載されています。
 
 宗さんの詩の力強さと、金さんの小説における会話のリアリティは、
読むたびに私をひきつけます。

 約20年以上前に『民濤』に掲載された金蒼生さんの「赤い実」という
小説における、鶴橋周辺の喫茶店で働く女性(日本人)の次のような
発言など、金さんの会話描写は絶妙です。

 「なぁ、ホルモンわくようなえぇことない?」
 
 
 また、「国家は必要悪だが、できるだけ『韓国語』『中国語』よりも、
『朝鮮語』『漢語』と表現したい」「『母国語』ということばはおかしい」
と考えている私には、朴和美さんの「『国家語』呪縛を超えて」は、
実に有益な論説でした。

 そのほかにも、呉文子さんの「在日一世の看護問題」など、
この『地に舟をこげ』は、深く濃い内容の「文芸誌」だと思います。
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by kase551 | 2007-05-22 22:04 | 「在日」 | Trackback | Comments(0)

国家権力

 1980年5月18日。
 民主化を求める韓国・光州市の市民たちに、
のちに大統領になる全斗煥が指揮する軍隊が、
武力鎮圧を行いました。
 そう、「光州事件」です。

 そして2007年5月18日。
 米軍飛行場建設に反対する人たちが座り込みを続ける
沖縄・辺野古で、防衛省が「環境調査」を始めました。
海上自衛隊の母艦を待機させて・・・・

 国家は必要悪だと私は考えますが、これは国家権力の暴走です。 
 沖縄県民の「生存権」を脅かし続ける日本国が、「美しい国」に
なれるはずもないのに・・・
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by kase551 | 2007-05-19 23:17 | 社会 | Trackback(1) | Comments(0)

『パッチギ!』

 井筒和幸監督の『パッチギ!』を、テレビで再々再見しました。

 いやぁ・・・ 
 カットされても、CMで中断されても、名作の力は伝わりますね。

 「レオポン」「都はるみ」という、「ダブルの記号」の使い方も
すばらしいのですが、朝鮮高校の生徒たちとの交流を通して、
「京都のイムジン河を越えた」と思い込んでいた日本人高校生が、
朝高生の葬式で浴びせられることばは、ほんま、他人事ではありません。


 帰れ 
 お前には居てほしない・・
 わしらはお前らとは違うんやぞ


 在日朝鮮人の友人を持つ私には、ほんまに重いことばです。

 毎月顔を合わせ、酒を酌み交わすGさん・Pさん・Hさん・Tさんが、
私に対して上記の感情を抱いている雰囲気を、ときおり感じるがゆえに・・・・

 本人(私)は日々悩んで発言しているつもりなのですが、
「わかったようなことを言ってほしくない」
と、数年前に知人の在日朝鮮人から言われたことがあります。

 『パッチギ!』で、日本人高校生が橋の欄干にギターを叩きつけて
号泣する場面は、圧巻です。
 この感覚は、日本人にしかわからないかもしれません。


 そう、「在日朝鮮人」と「日本人」は違います。

 でも、100%の理解なんかできるわけないけど、65%くらいは
わかるかもしれんなぁ・・・
 と思いながら、これからもGさん・Pさん・Hさん・Tさんたちと
付き合っていきたいです。



 また、主人公がラジオ局で「イムジン河」を歌おうとしたときの
番組ディレクターと上司の会話も、実に意味深いです。

 
上司      「こいつの歌は北朝鮮の歌なんや!」
ディレクター 「北朝鮮・・・何なんですか・・そんな名前の国、どこにあるんですか?」
 

 デ 「表現の自由でしょう」
 上「サラリーマンに自由なんか、あるかい!」
 デ「日本国憲法を知らないんですか?」
 上「憲法なんてどうでもええ!」
 デ「バカ!! どんな理由があろうとなぁ、歌ったらあかん歌なんかあるわけないんだ!!
   この銀河系のどこを探してもなぁ、天体望遠鏡で見回してもなぁ、そんなものは
   どこにもないんだよ!」


 これらの部分を無視して、『パッチギ!』を単なる青春映画、在日コリアン映画
としてとらえてしまう人は、ちょっとねぇ・・・・

 鈍感というか、なんというか・・・・
 俺らの問題、そう、あんたら自身の問題でっせ、ホンマに・・・・
  
 
  明日から公開される続編も、ぜひ観賞したいです。
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by kase551 | 2007-05-19 00:58 | 映画・ドラマ | Trackback(2) | Comments(2)

56年ぶりに走る鉄馬

 朝鮮半島を南北につなぐ鉄道に、
56年ぶりに列車が走りました。

 金大中前大統領から始まった「太陽政策」が
挙げた、南北離散家族再会などの実質的成果
にくわえて、この直通列車は象徴的成果ですね。

 「北朝鮮が実利を得た」などの分析・コメントも
結構ですが(もちろんそれは事実でもありますが)、
分断されるべきでなかった朝鮮が分断されたことの
理不尽さ、そして、鉄路断絶を決定付けた朝鮮戦争
によって日本が経済復興の基礎を築いたという
アイロニーについて、「識者」にはコメントしていただきたい
と思うのですが・・・・・
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by kase551 | 2007-05-17 22:10 | 韓国・朝鮮 | Trackback | Comments(4)

伝えてほしい

 教師なら 伝えてほしい

 5月15日が何の日かを

 8月6日が何の日かを

 8月9日が何の日かを

 8月15日が何の日かを

 そして「中国残留孤児」が
なぜ「残留」したのかを・・・ 

 なぜ多くの朝鮮人が
日本に渡ってきたのかを・・・・
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by kase551 | 2007-05-16 00:24 | 社会 | Trackback | Comments(0)

「沖縄の問題」ではなく「日本の問題」です

 沖縄が日本に「復帰」したのが1972年5月15日。
 35年が過ぎました。

 日本が米国の属国であることを凝縮して示しているのが
沖縄だといえるでしょう。

 「沖縄における米軍基地問題」ではなく、
「日本における米軍基地問題」なんですよね・・・・・

 このブログのタイトル写真(右端の写真をダブルクリックしてください →)
は、2004年8月に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した
事故の数日後に私が写したものです。

 有権者が自民党・公明党・民主党を支持する限り、
このような事故は、いつでも起こりえます。
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by kase551 | 2007-05-15 21:51 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)