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弥生もゆかん

福岡の桜は、ほぼ満開です。
午前中はこのような景色でしたが、午後からは雨です。
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 桜に雨・・・・
 今日の花見客には気の毒ですが、桜には
雨が似合うと、私は思います。

 春雨のふるは涙か桜花ちるを惜しまぬ人しなければ
                          大友黒主

 桜の花には、なにか禍々(まがまが)しさを感じます。
 坂口安吾の『桜の下の満開の下』は、その禍々しさを
実に上手く描いた傑作だと思います。
 
 「同期の桜」という軍歌も、禍々しさという桜の「記号」を
上手く生かしていますねぇ・・・

 
 でも私は、梅が好きです。

 東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな
                                    菅原道真  
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by kase551 | 2007-03-31 23:39 | 季節 | Trackback | Comments(4)

「司法の壁」

 あぁ~あ・・・ という気分です。

「中国残留孤児」裁判
中国人強制連行裁判
沖縄密約スクープ記者裁判
 で、裁判所はいずれも原告(元「残留孤児」・強制連行された中国人・
名誉毀損された元記者)敗訴の判決を下しました。

 「中国残留孤児」が、関東軍(中国東北部に駐留していた日本軍)に
見捨てられた「棄民」であり、朝鮮人と同様に強制連行された中国人
たちに、日本政府と企業(三井・三菱など)が個人補償を行うことが
当然であり、西山元記者が、沖縄「返還」にともなう費用肩代わり
という日米密約をスクープした功労者であることは、多くの人たちは
理解しているのではないでしょうか。

 しかし、裁判では・・・・


 私が以前、通訳などで少しかかわった、朝鮮人従軍慰安婦関連の
裁判もそうですが、「司法の壁」ですね。
 厚く高い・・・・
 

 それでも、訴えを起こすこと自体に大きな意味があると、
私は思います。

 近日中に、ある訴訟の原告に名を連ねるつもりです。
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by kase551 | 2007-03-27 22:55 | 戦後処理 | Trackback | Comments(0)

京都でのライブ&作陶展

 京都から無事戻ってきました。
 
 今日(25日)の地震は、京都でも震度3でした。
 9時40分ごろ、ホテルの客室(11階)にいた私は、
部屋が大きく揺れるのを感じました。
 京都でさえこうなのですから、石川県輪島の人たちは、
大変だったでしょうね。
 亡くなられた女性のご冥福を祈ります。
 
 しかし、阪神大震災といい、一昨年の福岡玄海沖地震、
そして今回の地震・・・・
 関西・西日本は、すでに「地震安全地帯」ではありません。


 さて、昨日、金閣寺近くの某所で、新井英一さんのライブを
聴きました。
 私の友人でもある陶芸家・鄭琪満(チョン ギマン)さんの
作陶展とのコラボです。
 新井さんも鄭さんも、福岡で生まれ育った在日コリアン二世です。


 新井さんのライブを聴くのは二度目ですが、年輪を感じさせる
力強い歌声と、熱いメッセージ、そして絶妙のユーモアに魅了されました。

 「よぼよぼになっても、♪アジアの大地が見たくって 俺はひとり旅に出た♪
 (わざと弱々しいか細い声で)と歌っていたいですね」という語りでは、
 爆笑と共に割れんばかりの拍手が巻き起こりました。
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 いや~、えぇ歌手のライブは、ほんまにええもんですなぁ・・・・
 
 あいにくの雨でしたが、鄭さんの作陶展も好評で、何よりでした。
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 打ち上げで、初めてライブに来たという、70代の在日コリアン二世の
方たちと話せたのもよかったです。
 時間が許せば、もっといろいろお話をうかがいたかったのですが・・・

 還暦まぢかの歌手と、推定平均年齢40代後半~50代前半の観客たち・・・

 ライブ(live)、すなわち「生きること」とは何か?を自問したくなる貴重な時間でした。
 
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by kase551 | 2007-03-25 20:52 | 「在日」 | Trackback | Comments(4)

明日から大阪・京都です

 明日(23日)から大阪・京都に行きます。

 25日(日)の夜に、またお目にかかります。
 
 よい週末をお過ごし下さい。
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by kase551 | 2007-03-22 23:40 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

春の予感

 今日(3月22日)の福岡は、最高気温が18度・・・
 もう春ですねぇ・・・・

 「春の予感」といえば、
♪春にさそわれたわけじゃない♪
 という歌を連想します。

 尾崎亜美さんの作詞作曲です。

 南沙織さんが歌ってヒットしましたが、
私は尾崎さんが歌うほうが、はるかに
すばらしいと思います。

 春キャベツの柔かな口当たりと甘さも、
「春の予感」です。
 すでに、「春の実感」かも知れませんね。
 
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 キャベツといえば、故長新太さんの傑作絵本、
『キャベツくん』『ブタヤマさんたら ブタヤマさん』
(いずれも文研出版)は、私の愛読書です。
 「キャベツくん」を食べた鯨の体が、一面緑のキャベツと化す
描写は、何度読み返しても圧倒されます。
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 どないですか? (関西方言で「どうですか?」「いかがですか?」)

 ほんまに素晴らしい想像力と画力です。
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by kase551 | 2007-03-22 23:33 | 季節 | Trackback | Comments(0)

ボクシング雑感

 昨日、プロボクシングフライ級の坂田健史選手が、
4度目の世界タイトル挑戦で、悲願を達成
しました。

 チャンピオン側の調整不足・戦意不足など、
相手の自滅によって手にした王座のような感じですが、
坂田選手は実力のあるボクサーなので(過去の世界戦は、
いずれも僅差の判定負け)、「たなぼた」という感じはしません。

 よかったですね。


 新たにチャンピオンになる人もいれば、現役を去る人もいます。

 以前、拙ブログでも取り上げた、徳山昌守(洪昌守)選手
引退は、なんとも残念です。
 
 KOシーンよりも、相手のパンチを巧みにかわしながら的確に
パンチを入れる抜群のテクニックを、もう一度見たかったのですが・・・・

 徳山選手対長谷川穂積選手の対戦が実現すれば、あのテクニックが
拝めたのですが・・・・

 長谷川選手が「千里馬ジム所属」であるという点においても、
興味を引かれたカードでしたが、まあしかたないでしょう。

 名チャンピオン、ホンチャンス・・・
 お疲れさまでした。
 
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by kase551 | 2007-03-20 21:03 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』

 プラハの春、ソビエト、共産党、ギリシャ、ルーマニア、チャウシェスク、
ユーゴスラビア、ユダヤ、東欧革命、リアリズム、民族、友情、矜持、
異文化、アイデンティティ。

 上記の15のキーワードのうち、少なくとも三つに関心のある人にとって、
米原万里さんの『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)は、
極上の参考書になることを、私は疑いません。


 私が米原さんの作品に、どれだけ好感を抱いているかについては、以前の記事や、
下の写真の付箋をご覧になれば、すぐおわかりになるでしょうが、
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は、特におすすめしたいですね。
 
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 彼女が坂口尚さんの『石の花』(私の愛読マンガNO.1です)
の愛読者であったことの背景も、一層実感できます。

 米原さんも、坂口さんも、ほんまに夭折ということばどおりですね・・・
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by kase551 | 2007-03-17 00:14 | | Trackback | Comments(0)

「拉致問題」雑感

  米国が、朝鮮民主主義人民共和国(以下、「朝鮮共和国」)
への経済制裁を解除する方針ですね。

  横田夫妻が渡米して、悪の領袖・ヤブ大統領、もとい、
 ブッシュ大統領に「直訴」しても、結果はこうです。
 
 横田さんは、ほんまに利用されまくってますねぇ・・・・
 「北の脅威」をあおる道具として・・・・・


 「拉致問題を、全国民の問題として、全世界の問題として」
と叫んでも、被害者家族以外にとっては、しょせんは
他人事(ひとごと)なんですよね。

 その証拠に、「拉致問題」に憤慨した人が、チャンネルを変えて
バラエティ番組に笑い転げ、次の日には仲間と酒を飲んで騒いで
いるのではありませんか?

 私もそんな人間です。
  
 その一方で、ヒステリックな「朝鮮共和国バッシング」報道により、
民族学校に通う在日コリアンのこどもたちと保護者たちは、
有形無形の圧力を受け続けています。

 これはおかしいやろ?

 朝鮮共和国が独裁国家で、問題だらけであることは、
よほどの狂信者やアホでないかぎり、周知の事実です。
 
 では、その「問題国家」と、どのように交渉するか?
 私はまずは国交正常化だと思います。
 
 「国交正常化なくして『拉致問題』は解決なし」と
私は考えます。

 まずは国交を正常化し、ある程度の人的交流が可能にならないと、
この問題は進展しないのではないでしょうか?


 「拉致拉致」「制裁強化」などと叫んでいるうちに、
日本による植民地支配の被害者である、元従軍慰安婦たちや、
軍人・軍属、強制連行労働者たちは、朝鮮共和国で年老いて
亡くなっていきます・・・・・

   
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by kase551 | 2007-03-15 23:01 | 社会 | Trackback | Comments(2)

「クジラ救出」の犠牲者

迷いクジラの救出作業中に、一人が命を失いました。

 ほんま、やりきれませんねぇ・・・・

 なんでクジラを助けて人間が死ぬんや?

 救出を指示した愛媛県の役人を責めたい気分ですが、
その背景には、「捕鯨禁止」「クジラ保護」などという、
欧米アホ国家の圧力や、「グリーンピース」(大嫌いです)
など、人間よりもクジラを愛するカルト集団などの圧力を
恐れる気持ちがあったのでしょうね・・・・・

 やっかいごとを避けたいのは当然でしょう。
 その役人にも「生活」があるのでしょう・・・・

 しかし、浅瀬に迷い込んだクジラを殺して、何が悪いのでしょうか?
 
 牛や豚・鶏などを「家畜」として「監禁」したあげく、その肉を食らっている
われわれ人間が、
 本来は子牛のために母親がつくり出している乳を、文字通り「搾取」しつづけている
われわれ人間が、
 
 そして、何の罪もないイラク人たちを、侵略戦争で大量虐殺し続ける
悪の枢軸・米国がのさばるこの人間社会で、

 迷いクジラを殺して、その肉を食べることを責めるとは、笑止千万ですよねぇ・・・・ 


 殺して食うたらんかい!
 残さずに。 
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by kase551 | 2007-03-14 23:58 | 社会 | Trackback | Comments(0)

一十三十一

 一十三十一(ひとみとい)というユニークな名前の歌手の
CDを買いました。
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 2,3年前に偶然見た『ミュージックフェア』で、
大貫妙子さんと共演しているのを見て(聴いて)
気になっていました。
 『ミュージックフェア』では、大貫さんの名曲
「いつも通り」を見事にデュエットしているのが
印象的でした。

 じっくりCDで聴いてみると、声質・唱法における
大貫さんとの共通点を実感します。

 細く柔らかい声ですが、芯が強く、アップテンポにもよく合います。

 また、確固たる「自分の世界」を作り出していますが、
今井美樹さんが垂れ流すような、ナルシスティックな唯我独尊の
「自分だけの世界」ではありません。

 
 ごてごてしたアレンジでごまかす必要のない、
明確なメロディラインと滑舌のよい発声も魅力的です。


 残念なのは、歌詞に不必要な英語を入れすぎるところです。

 たとえば、
 「一滴流れる汗 shooting star サーブをキメテ wow wow
 さりげなく サングラスを外して fly high」(「キラメキmovin'on」)
  のような歌詞にはげんなりしますね・・・・・ 題名もひどい・・・
  せっかくのいいメロディが台無しです。

 また、バックミュージシャンたちの名前を、日本語表記しないところも、
いやですねぇ・・・・
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  しかし、才能があることは、まちがいありません。
  作曲のセンス、歌唱力はすばらしい!

  大貫さんのように、息長く活躍してほしいですね。
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by kase551 | 2007-03-13 23:31 | 音楽 | Trackback | Comments(2)