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教科書から消えた「ジェンダーフリー」

 2005年度の、高校低学年向け教科書検定が終わりました。
 
 「現代社会」の教科書では、「ジェンダーフリー」という用語を
使った2社の教科書が「検定意見」を受け入れ、いずれも
この用語を削除しました。

 文部科学省(文科省)の見解は、下記の通りです。

 「明確な定義がなく、誤解や混乱がみられる」 

 そうでしょうか?
 「そりゃアホやで~」(大木こだまさんの口調で)
 
 生物学的な性差が「セックス」で、社会的な性差が「ジェンダー」
という定義は、「明確な定義」ではないのでしょうか?
 宝塚歌劇における「娘役」は、「セックス」と「ジェンダー」が
一致しており、「男役」は、「セックス」と「ジェンダー」が一致していないという
説明では、混乱をきたすのでしょうか?

 「男は○○でなければならない!」
 「△△が女の生き方だ!」
 などという決めつけから自由になることが
 「ジェンダーフリー」という説明には、誤解や混乱の
余地はないと思うのですが・・・・


 「誤解や混乱」をしているのは、アホな一部政治家や文科省の
お役人様ではないのでしょうか?

 ほんま、「往生しまっせぇ~!」 
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by kase551 | 2006-03-30 21:40 | 社会 | Trackback | Comments(0)

福岡の暗部

 魚の美味しい街・福岡は、その裏に、血塗られた歴史を
持っております。

 太平洋戦争時、多くの朝鮮人・中国人を強制連行し、
炭鉱で過酷な労働をさせたという歴史です。

 その強制連行・強制労働の被害にあった中国人たちが、
損害賠償と謝罪を求めて、国と三井・三菱系列企業を相手取って
訴えていた裁判で、「賠償をみとめず」という判決が、福岡地裁で
今日、下されました。

 判決の理由が、なんともはや・・・・

 「原告らが労働に従事した炭鉱は、遅くとも
 昭和20年末日までに稼動を停止し、被告会社らの
加害行為が終了した。
 昭和40年8月末日までに20年の除斥期間が経過しており、
原告らの被告会社らに対する不法行為による損害賠償請求権は
消滅した」

 ひとまず、強制連行・強制労働の不法性は認定しているんですね。
しかし、「20年が過ぎたので、請求権は消滅した」という理屈です。

 これで納得する人がいるのでしょうか?

 昭和40年といえば、1965年です。
 当時の日本は、台湾〔中華民国〕と国交を結んでおり、被害者たちが暮らす
中華人民共和国とは、国交がなかったはずですが・・・・
 1972年に国交が樹立してからも、日中間の自由旅行などは、夢物語だったはずですが・・・・


 一所懸命に勉強し、司法試験に合格し、このような判決文を読み上げる・・・・
 嗚呼、素晴らしい人生! 
 
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by kase551 | 2006-03-29 21:27 | 戦後処理 | Trackback | Comments(2)

鯖刺し

 福岡の魅力のひとつは、魚が美味しいことですね。

 近所のスーパーにテナントで入っている魚屋で
買った鯖をおろして、刺身にしてみました。
 半身は塩をして、明日の弁当に・・・
 
 昔読んだ『美味しんぼ』では、「美食倶楽部」主宰の
海原雄山が、「鯖をしめずに食ったら食あたりをおこすわ!」
と吼えており、それに反論する主人公(山岡士郎)が、
「まぼろしの鯖」の刺身を用意するという一話がありました。

 九州では、「鯖刺し、当たり前やん?」という感じですね。
 私の腕でも、このような刺身ができます。

 
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by kase551 | 2006-03-28 23:58 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

「国民国家」という幻想

 「中国籍」の監督が率いる野球チームが、国際対抗戦で優勝し、
モンゴル人横綱と、モンゴル人関脇が「国技」の優勝決定戦で
素晴らしい力相撲を見せる。

 このふたつの出来事だけでも、「国民国家」という枠組みが、
日本社会に合わないことは、明らかです。


 でも、横綱審議委員会の委員長は、まだ言っていますね。
 「日本人横綱」云々と・・・

 しつこいねぇ・・・
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by kase551 | 2006-03-27 21:25 | 社会 | Trackback | Comments(0)

『縮図・インコ道理教』

 大西巨人『縮図・インコ道理教』(太田出版)を読みました。

 題名からお察しの通り、オウム真理教が縮図として表す、
この日本国家を扱った作品です。
〔未読の方は、以下はお読みにならないほうがいいでしょう〕
 いわゆる「ネタバレ」ですので・・・
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 オウム真理教に対する国家権力の対応は、近親憎悪であるという
指摘は、さすがですね。


 象徴天皇制を「君主制」とみなす大西氏の見解(40頁)には賛成できません。

しかし、「男系遺伝子」論議や、赤ちゃんに「○○さま」をつけて最大級の
敬語を使うマスコミ報道に接するたび、「オウムと天皇制って似てるなぁ・・・
カルトやねぇ・・・」と感じていた私には、「近親憎悪」ということばは、
すっと腑に落ちます。

 「死刑は、全世界的に、全廃されねばならない」(20頁)という主張にも、
賛成です。
 
 オウム関連の容疑者も、死刑にしてはいけないと思います。

 死刑に関する私の考えは、後日詳しく述べるつもりです。
 キーワードは、「刑務官の苦悩・誤審・仇討ち」です。


 作者自身による解題である「題意」は、なかったほうがよかったと思いますが、
それだけ読解力のない読者が多いのでしょうか?


 それにしても、「国民国家」的風潮が強まりつつあるこの時代において、
次のようなことばを書き続ける老作家に、敬意を表します。

 「宣戦布告」の有無にかかわらず、どちらも、それが政治的殺人であることにおいて、
一様に「人殺し(テロリズム)」であり、したがって、「人殺し(テロリズム)反対」は、
すなわち「戦争反対」でなければならない。
 「戦争」ないし「国民国家」に関する通俗概念の徹底的な打破克服の道を確立すること、
ここに、二十一世紀初頭の中心課題(当為)が、実存する。(7、8頁) 
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by kase551 | 2006-03-26 22:04 | | Trackback | Comments(0)

つるまない大河ドラマが見たい

 勝海舟といえば、昔のNHK大河ドラマのテーマ曲を
思い出します。

 たしか、富田勲さんの作曲だったような・・・

 格調ある、いい曲でした。
 今でもハミングできます。


 近年のNHK大河ドラマは、見る気がしませんね。

 抜群の才人である三谷幸喜さんの『新撰組!』も、
「???」でした。
 あのテーマソングの歌詞も、ひどかったですね。

 「いとしき友はいずこに この身は露と消えても
 忘れはせぬ熱き思い 誠の名に集いし遠い日を 
 あの旗に託した夢を」(三谷幸喜作詞)
 
 軍歌やで・・・・・
 
 ちょうど、イラク侵略戦争・自衛隊派遣の時期だった
だけに、「どうしたの、 三谷さん?」と、がっかりして
しまいました。

 タイトルバックの新撰組隊士の様子が、
自衛隊の隊員とオーバーラップして・・・・


 そういえば、『新撰組』も、『義経』も、『功名が辻』も、
みんな男たちがつるんでいるドラマですね。

 今、私が見たいのは、清少納言と紫式部が
「かな文学の女王」をかけて「タイマン」を張る、
『仮名バトル平安絵巻』です。

 ガキのころ読んだ、『学習漫画 日本の歴史』では、
両者が廊下ですれちがう場面で、「美人顔」の紫式部が
頭をさげているのに、「イヤミ顔」の清少納言が
プイっと顔をそむける場面が描かれていました。

 今考えると、これはイメージ操作による、歴史歪曲^^ですね。

 『紫式部日記』をながめてみると、清少納言について、
次のような人物評があります。

「清少納言は、偉ぶっている人です。
知ったかぶりをして漢文などを書いているが、
よく見ると、まだまだ・・・」というコメントがあります。

 このコメントが面白いのは、単なる批判ではなく、
そのあとに、「自分も大したことない」という記述がある
ことです。
 これは、清少納言の力量を認めていることの
表明ですね。

 ときおり、『枕草子』を、つまみ食いならぬつまみ読みしております。

 特に、「ぬかづき蟲」(米つき虫)など、虫に関する描写は、
「昆虫大好き少年」だった私にとっては、たまりませんね。

 ハエを「ぬれ足」と表現する感性にも、脱帽です。

 う~ん、やはり大河ドラマ『仮名バトル 平安絵巻』を見たいですね。
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by kase551 | 2006-03-24 23:58 | 映画・ドラマ | Trackback(1) | Comments(0)

『海舟座談』

 みなもと太郎さんの『風雲児たち』の愛読者である私は、
勝海舟という人物に、関心をもっております。

 崩壊寸前の江戸幕府から派遣されて米国を訪問し、
帰国後は、倒幕勢力の雄である西郷隆盛との
会談によって、江戸城の無血あけわたしを実現した
彼が晩年に語った『海舟座談』を、読んでみました。
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 明治新政府から排除された「不満士族」の
リーダーとして果てた西郷に対する、次のような
コメントが印象的です。

 西郷のことは凡人にはわからないよ、
 こっちは西郷をよく知っているよ、
 あれは私学校の壮士と情死したのだよ。


 また、大日本帝国憲法についての見解も、
的を射ています。


 憲法などというのは、上の奴の圧制を抑えるために
下から言い出したものサ。
 それを役人らが自分の都合に真似をしただけの事サ。

 
 そうです。
 憲法は、国家権力の暴走を抑えるためのブレーキなんですよね。

 せやから本来、「国民の義務」なんかは、入れたらあかんのに・・・・ 
 
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by kase551 | 2006-03-23 23:59 | | Trackback | Comments(0)

「世界一」?

 野球の国際大会で、日本チームが優勝しました。
 
 日本国籍を持たないという理由で国体から排除された
王貞治氏が、「日本国民」を率いて優勝したことは、
感慨深いですね。

 そして、選手たちの健闘にも、敬意を表します。
 悪役審判のキャラも、ビンビンに立っていましたね。


 しかし、マスコミの「世界一」報道には、違和感が・・・・・

 私は野球が好きですが、世界的に見て、野球ファンは、
北米・中米・東アジアに集中しており、東南アジア・アフリカ・
中東・欧州の野球ファンは、さほど多くはないように思われます。

 それゆえ、「世界一」を強調する人たちを、
「みっともないなぁ~」と思います。
 選手や監督・コーチが「世界一」と喜ぶことには、
水をさすつもりはありませんが・・・・

 NHKの、「日本 世界一」というタイトルには、失笑しましたね。

 私なら、「日本 優勝」と書きますが・・・
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by kase551 | 2006-03-21 21:48 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

有終の美

 朝夕はまだまだ冷えますが、日中の日差しはすでに春ですね。

 トリノ・パラリンピックの最終日、46歳の青木辰子選手が、
アルペンスキーで銅メダルを獲得しました。
 彼女は38歳のときにも、長野で銀メダルを取っています。

 今回のコメントも、いいですね。
 「これで自分がどう変わっていけるか、またまた楽しみです」
おそらく、50歳での出場を考えているのでしょうね。 

 アテネ五輪でのアーチェリー銀メダリストを
もてはやしたテレビ屋さんたちには、「これぞ中年の星」
と報道してもらいたかったのですが・・・・・

 今、彼らの目には、「日本野球チームの世界一」
しか映っていないのでしょうねぇ・・・・


  ファシズム・・・・ 

 
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by kase551 | 2006-03-21 00:25 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

見苦しい光景

 3たびの日韓野球対決は、見ごたえのある好勝負でしたが、
残念ながら、見苦しい光景も、目にしてしまいました。

 韓国チームが勝った試合で、試合終了後、
韓国選手たちがマウンドに太極旗を立てて
喜ぶ光景は、見苦しかったですね。
 あれは、他のチームの投手に対する侮辱です。
 また、米国の野球ファンに対しても・・・。

 喜ぶ気持ちはわかりますが、あの球場・マウンドは、
日韓の陣取り合戦の場でありません。

 非常に残念でした。

 そして、今日の某テレビ番組の中で、
「神風」などと書かれた日の丸の鉢巻きをしめて、
スポーツバーなどで昨日の試合を観戦している人たちの姿
を目にしてしまいました。
 虫酸が走るような、おぞましい光景ですね。
 

 イラク侵略戦争から3年。

 「そんなに『神風』がお気に入りやったら、侵略戦争の
首謀者・ブッシュを狙って、ホワイトハウスに特攻したら
どないや?」と思ってしまいました。
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by kase551 | 2006-03-20 19:26 | スポーツ | Trackback | Comments(0)