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サークルゲーム

 先日、ポール・ニューマンに関する「つぶやき」で少し触れた、『いちご白書』

 1960年代末の米国における学生運動をテーマとした
この映画のテーマソング「サークルゲーム」は、
ジョニ・ミッチェルの作品だ。

 ミッチェルは、われわれの人生を回転木馬になぞらえて、
次のように語っている。


 We can't return, we can only look
 Behind from where we came
 And go round and round and round
 In the circle game

 わたしたちは戻れない
 できるのは、過ぎた日々を振り返ることだけ
 そして サークルゲームの中で 回る回る回る・・・・
 (拙訳) 


 『いちご白書』を初めて観たローティーンの私には、
 この歌詞を聞き取ることはできなかったが、
 「えぇメロディやなぁ。えぇ声やなぁ」という印象は強かった。
  歌い手は、バフィ・セントメリー。

  
  数ヶ月前、「あの『サークルゲーム』を、また聴きたいなぁ」
 と、ふと思い、バフィ・セントメリーのCDを買った。
サークルゲーム_c0040369_22371489.jpg
  あっ、この人はネイティブアメリカン(いわゆる「インディアン」)
 やったんや。
  
サークルゲーム_c0040369_2237557.jpg
 
  そうか・・・

  見る機会はなかったが、先住民・ネイティブアメリカンに対する虐殺を描いた
 『ソルジャーブルー』の主題歌も、セントメリーさんが歌ってたんやなぁ・・・
 
  この時期に製作された、ネイティブアメリカンへの加害を描いた作品として、
 私は、アーサー・ペン監督の『小さな巨人』だけを観ている。
  この作品における先住民虐殺の描写は、「西部開拓史」の実態を、見事に活写している。
  
  う~ん、『ソルジャーブルー』も、見なあかんなぁ・・・・
  Amazonで、中古ビデオの購入申し込みを済ませた。

  
  それにしても、ネイティブアメリカンに対する暴虐と、
 アイヌに対する日本政府の暴虐は、ホンマによく似ている。    
      
  
        
by kase551 | 2008-10-05 22:41 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


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