戦争の経済学

  私は戦闘体験も空襲被害の体験もない。
 
  しかし知人から聞いた「戦争と経済」の実態に
 ついては、機会があるたびに若い人たちに伝えている。

  私よりかなり年長の知人は、敗戦時には10代なかばだった。
  彼女の父は、大阪で小さな町工場を営んでいた。
  要領の良い彼は、軍需物資の孫請け注文を請け負い、
 工場はフル稼働する。
 
  知人は語る。

 知人「私と同年配の人たちが、『戦時中は食べ物がなかったねぇ。  
   イモのつるなんかをよく食べたよねぇ』とか、苦労話をするときに、
   私は下向いて黙ってるねん。私のとこでは、いつも肉とか魚を食べてたから・・・」

 私「そんなに違いがあったんですか。
   孫請けでも、それだけ儲かってたんですねぇ・・・」    
   
 知人「そうやねぇ。まあ、それで恨まれたんやと思うけど、戦後すぐに、
   うちに強盗が入って、みんな布団でぐるぐる巻きにされて、家にあった
   お金、全部盗られたけどなぁ・・・・」  
 
 
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by kase551 | 2008-08-16 22:37 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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