皮肉

 中国・四川省での大地震は、「三国志演義」を
 下敷きにした吉川英治『三国志』の愛読者である
 私にとって、大きな衝撃だ。

  かつて劉備玄徳が治めた蜀の首都・成都における
 惨状は、なんとも無念だ。
  私が出来ることは、ささやかな義捐金を送ること
 ぐらいだが、微力なりとも復興の後押しをしたい。

  以前も拙ブログでもふれたことがあるが、
「三国志演義」の枠組みを生かした、かわぐちかいじ作
「太陽の黙示録」(『ビッグコミック』連載中)は、
大地震によって分断された日本列島が、米国と中国によって
分割統治されるという設定のマンガだ。

 物語は現在、分断された北エリアと南エリアのどちらにも属さない
「不可侵地域」に、柳舷一郎・羽田遼太郎・張・葛城亮たちが
「第三の国」を建国しようと模索している段階だ。

 現実の日本は地震によって分断されず、中国の成都が大地震に
よって大打撃を受けるという皮肉。


 また、昨日若い人たちにも話をしたのだが、戦争に負けた日本は
ドイツのようには分断されず、日本の植民地支配から「解放」された
朝鮮が、米国とソ連によって分断されたという皮肉。

 そして、分断された朝鮮半島での戦争によって、日本が
軍需で「儲けてしまった」という事実。

 「朝鮮籍」の在日朝鮮人の現状を知らず、
「ノービザで韓国旅行を楽しむ」われわれ日本人。

 以上のような基本的な事実ぐらいは、私が接する若い人たちには、
伝えていきたい。
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by kase551 | 2008-05-13 23:15 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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