人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「美しい国」でもなく、「イマジン」でもなく・・・

 「国」というものは、制度であり、社会集団であり、
一種の装置だと思います。
 
 無責任アホぼん安倍晋三の「美しい国」という
セリフは、ホンマに愚かでみっともなかったですね。

 美しい山河や美しい人は、どの時代にも、
どの国にも存在します。
 たとえば、今も美しい富士山の遠景は、
江戸時代においても美しかったに違いありません。
 
 しかし、制度・集団・装置である「国」が
「美しい」はずはなく、そのようなものを
「愛せよ」と命ずる人たちは、ほんまアホやと思います。

 とはいえ、わたしは「イマジン」という歌にも
抵抗を感じます。

 ジョン・レノン信者は、「イマジン」という歌の
「世界はひとつ」「国が存在しない」という歌詞が
お好きなようです。
 「宗教もない」という歌詞を持つこの歌の作者が
一種の「教祖」になってしまっているのは皮肉ですね。

  欲深い俗物の私は、この歌詞が好きではありません。
  「世界がひとつ」になることも願いません。
 気持ち悪いやん・・・

 そして、仏教や仏像に強い関心を持つ私には、
「宗教もない」世界は、実につまらない世界です。


 しかし、制度・集団・装置である「国」が
絶対に必要だとも思いません。

 「国民」ではない「市民」を構成員とする
一種の「公共圏」が複数存在する世界というのが、
わたしが「想像してごらん」と言いたい世界です。   
 
by kase551 | 2008-02-10 19:34 | 社会 | Trackback | Comments(0)


<< 「愛国心だけは持ちたい」? 立たんでも歌わんでもかまへん >>