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なぎらけんいち

 故・ 高田渡さんといえば「酒」ですが、
 なぎらけんいちさんも「酒の人」ですね。

  現在『朝日新聞』水曜日に連載中の
 酒エッセイも、抜群に面白いです。
  天野祐吉のしょ~むないコラム(火曜日)を
 やめて、火・水連続で掲載していただきたい
 ですね。


  わたしがなぎらさんの歌を聴くようになったのは、
 相撲コミックソング「悲惨な戦い」と、「教訓Ⅱ」
(加川良さんの名曲「教訓Ⅰ」のパロディ曲)を偶然耳にしたのが
 きっかけです。

  原曲(「教訓Ⅰ」)の
 「命はひとつ 人生は一回だから 命を捨てないようにね
  あわてると ついふらふらと お国のためなどと 言われるとね」 を

 「芋酎は60度 ジンは40度だから 悪酔いをしないようにね
  あわてると ついふらふらと 二日酔いなど なりかねますよ」と
 パロるセンスに感嘆しました。


  そして、フォークシンガーとしてのなぎらさんは、パロディ曲以外にも、
数々の名曲を残しています。

彼の声とギターは、実に味わい深いです。  


  「葛飾にバッタを見た」
  「負け犬」
  「柴又慕情」 が、特に私は好きです。
      

  また、名著『日本フォーク私的大全』(筑摩書房)
 には、なぎらさんのフォーク(とフォーク歌手)への
 愛情があふれています。
  

  「江戸の吟遊詩人」と、私はなぎらさんを敬愛しております。 
by kase551 | 2007-09-22 21:25 | 音楽 | Trackback | Comments(4)
Commented by pukkochu at 2007-09-24 00:50
日曜朝のNHKラジオでなぎらけんいちさんがフォークソングの歴史や歌手について解説する番組がありまして、おもしろく聞いています。でもなぎらさんの歌ってちゃんと聞いたこと無かったなぁ…
Commented by kase551 at 2007-09-25 10:20
情報ありがとうございます。
その番組を、私も聞いてみようと思います。
なぎらさんは、語りにも味わいがありますね。
Commented by 稲田 at 2007-09-25 15:37 x
最近のなぎらさんは、居酒屋・下町評論家ですね。テレビ東京系の「アド街ック天国」は、なぎらさんが出ていないかと、つい毎週見てしまいますね。なぎらさんの半自伝的な小説「歌い屋たち」(文藝春秋)も機会があればどうぞ。
Commented by kase551 at 2007-09-25 18:59
稲田さん、本の情報ありがとうございます。
なぎらさんが小説も書いていたとは知りませんでした。
ぜひ読もうと思います。


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