大阪の長居公園に住み着いたホームレスのテントが、
一昨日、
強制撤去されました。
「世界陸上選手権大会」準備のためという名目です。
天王寺公園を有料制にしてホームレスを締め出したり、、
駅のベンチに仕切りを入れて、寝転べなくしたり、
フェスティバルゲートとかユニバーサルスタジオとか、
しょうむないもんを作ったり・・・・・
大阪の街は、どんどんつまらん街になってきてますなぁ・・・・
新世界の串カツ屋に列をつくる人たちも、なんかみっともないなぁ・・・
川崎ゆきおさんの『天地無用』(プレイガイドジャーナル社)を再読しました。
同書に収録されている、 「阪急三番街」を根城にするホームレスたちと
警官隊との衝突を描いた「浮浪の果」が発表されたのは、1975年です。
「わしら仕事がないからここに住んでるけど 世が世なら
りっぱに働くアンコやのになぁ・・・」(19頁)
「アンコ」とは、日雇い労働者のことです。
「わしらが作ったんやぞ ここは!」(21頁)
(『天地無用』20-21頁)
ほんま、復刊してもらいたい傑作です。
誰でもなりうる犯罪者、誰でもなりうるホームレス。
私は常に、こう考えています。