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絵柄

 絶妙の味わいのあるイラストを描いていた
渡辺和博さんが、肝臓がんで亡くなりました。

 まだ56歳ですか・・・

 「ナベゾ」の愛称で多くのファンを持つ渡辺さんの絵は、
「繊細で、頭のええ人の描く絵やなぁ・・・」
という印象を与えます。

 みうらじゅんさんや、しりあがり寿さんの絵からも、同様の印象を受けます。
 繊細でなければ、マンガを描くという大変な仕事は続けられないでしょうが・・・

 でも、江川達也さん、倉田真由美さん、やくみつるさんのマンガは、
上記の3人より、はるかに鈍感(無神経)だと、私は思います。

 江川さんの絵を「上手い」と思ったことはありませんね。単に「しつこい」だけ。

 まあしかしこれは、好みですよね。

 当代一といわれる人気マンガ家である浦沢直樹さんの絵に、
私はどうしてもなじめません。
 
 『パイナップルARMY』を読んで、「おぉ、上手い!」とファンになり、
NASAや「からゆきさん」を扱った短編で、「力あるなぁ・・」と感動させられた
浦沢さんの作品を、私は『YAWARA!』までは愛読していました。
 でも、それ以降は・・・・ 

 現在、 『ビッグコミックオリジナル』をときどき買いますが、浦沢さんの
「PLUTO」はいつも飛ばします。
 「あれだけ評価が高いんやし、ちょっとぐらい目を通しておいたほうが・・」
と思ってページを開いても、なぜか読めないですね。

 
 画力でははるかに劣る(失礼!)、井浦秀夫「弁護士のくず」、
尾瀬あきら「蔵人」、佐藤智一「プチッコホーム」は、抵抗なく読めますね。

 絵柄の好みでしょうねぇ・・・
 そして、井浦さん・尾瀬さん・佐藤さんの、ストーリーテリングの上手さ。

 定規で描いたような、固い線のテリー山本さんの絵(「あんどーなつ」)も
好きですね。
 すべてが角ばった、あのカクカクマンガが、私は大好きです。  
by kase551 | 2007-02-07 01:21 | マンガ | Trackback | Comments(2)
Commented by pukkochu at 2007-02-09 16:52
浦沢直樹さんの漫画、わたしも途中から読まなくなりました。
なぜだかよくわからないんですが、練られ過ぎというかなんというか、計算されすぎとういか、うまいんだけどつまらないというか…
漫画世代なんですが、食指が動きません。
そうそう、子供の読んでいる漫画がどうしても「つまんねー」と思えるので、萩尾望都の作品集をどさっと34冊オークションで落札しました。(もちろん古本です)
子供ともども読みふけっています。
Commented by kase551 at 2007-02-09 20:30
なにか絵が「一本調子」な感じがするんですね。「薄い」というか・・・・・
(素人が勝手なことを言ってますねぇ・・・。まぁ、絶大なファンがいるから
ここで私がブチブチつぶやいても構わんでしょう^^;)

 萩尾さんの作品は、「11人いる!」(傑作です)と、
「百億の昼と千億の夜」の一部しか読んでいませんが、
「ポーの一族」は死ぬまでに読まなければ^^;と思っています。


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