これまで、初対面の人などにインタビューをした経験が
何回かありますが、「これは絶対にしないだろうなぁ」という
質問があります。
「○○さんにとって、△△ってどういう存在ですか?」という問いかけです。
最悪の愚問ですね。
かつてイラストレーターの山藤章二さんが、どこかで述べていたことを
思い出しました。
「あなたにとって、テレビって何ですか?」
「私にとっても、あなたにとっても、テレビはテレビです」
という内容です。
全面同感・・・。
私が○○さんにインタビューするならば、△△に関する
話題をできるだけふくらませて会話をしながら、
「○○さんにとっての△△ってなんだろう?」と想像しますね。
「聞き取り」は、相手との相互作用であり、まず必要なのは、
聞き手の想像力でしょう。
自分の頭を使わんと、相手から「正答」を得ようとするのは、
ほんま、あつかましいですねぇ・・・・
インタビューする資格なし。
インタビュアー 「かせたにさんにとって、○○って、どういう存在ですか?」
かせたに 「そうやねぇ・・・ 今、私にとって、あんたは最悪のインタビュアーっちゅう
存在やね」