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新聞投稿

 明日、以下の内容を『西日本新聞』に投稿します。


 朝鮮半島と日本の摩擦が強まるたびに、気になることがある。
この日本社会で共に暮らす在日コリアンたちが、そのとばっちりを食わないだろうかと・・・。
 
 朝鮮半島をルーツとする在日コリアンたちは、日本社会・地域社会の構成員だ。すなわち彼らは、われわれの「同胞」である。
 
 私は、福岡市内の民族学校を二回見学したことがあるが、同校が、地域に根ざした存在であることを、十分に理解できた。
 
 「韓流ブーム」がマスコミをにぎわす一方、ミサイル騒動などが起こるたびに、胸を痛める人たちがいる。子供の登下校の安全に神経をすり減らす人たちがいる。

 同じ社会を生きる「同胞」に、このような思いをさせ続けるのは、朝鮮半島の指導者たちと在日コリアンを同一視する、われわれの無知・無理解のせいであることは、言うまでもない。
 
 煽情的なテレビ報道などに同調する前に、その報道に心を痛めている同胞の存在を、忘れてはならないのではないだろうか。 
by kase551 | 2006-07-07 22:25 | 「在日」 | Trackback | Comments(2)
Commented by pukkochu at 2006-07-09 09:44
うちの学校もいまアボジ会や歌舞団の人が警備に協力してくれています。野外活動にもついてきてくれていました。
Commented by kase551 at 2006-07-09 10:26
 「このミサイル問題を在日コリアンと絡めようとする悪質な動きには
断固反対する!」と宣言する政治家がいないこの日本社会・・・・

 「国家の品格」が疑われますね・・・・


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