フレディもしくは三教街

 植民地主義万歳映画『カサブランカ』
について書きながら、思い出した歌があります。

 さだまさしさんが「グレープ」時代に作った
(吉田正美さんは、今はどうしているのでしょうか?)
「フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-」という曲です。

 歌詞を紹介します。



フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-  
さだまさし作詞

  フレディ あなたと出会ったのは 漢口
 揚子江沿いのバンドで
 あなたは人力車夫を止めた
 フレディ 二人で 初めて行った レストラン
 三教街を抜けて フランス租界へとランデブー
 あの頃私が一番好きだった
 三教街のケーキ屋を覚えてる?

 ヘイゼルウッドのおじいさんの
 なんて深くて蒼い目
 いつでもパイプをくゆらせて
 アームチェアーで新聞をひろげてた

 フレディ あなたも 年老いたらきっと
 あんなすてきな おじいさんに
 なると思ってたの 本当に思ってたの

 フレディ それから レンガ焼きのパン屋の
 ボンコのおばあさんの 掃除好きなこと
 フレディ 夕暮れの 鐘に十字切って
 ポプラの枯葉に埋もれたあの人は一枚の絵だった

 本当はあなたと私のためにも
 教会の鐘の音は響くはずだった
 けれどもそんな夢のすべても あなたさえも奪ったのは
 燃えあがる紅い炎の中を飛び交う戦闘機

 フレディ 私は ずっとあなたの側で
 あなたはすてきな おじいさんに
 なっていたはずだった

 フレディ あなたと出逢ったのは 漢口・・・



 
 この曲は、メロディラインが実に叙情的で、素晴らしいんですね。
 さすが、才人・さだまさしさんです。
 
 しかし、惜しむらくは、歌詞ですねぇ・・・・
 『カサブランカ』と同様の「能天気さ」が・・・・

 この歌の舞台はどこでしょうか?
 そう、中国ですね。
 漢口で出会った二人の愛の物語です。
 
 その中国における「租界」とは、どのような空間だったでしょうか?
 中国でありながら、外国が支配する、治外法権の「植民地」です。 
 
 その「租界」から「租界」へとデートを楽しみ、
ケーキを食べ十字を切って・・・・

 はぁぁ・・・・
 
 植民地のモロッコで、フランス国歌を高らかに歌い上げる連中と、
一緒ですがな・・・・・


 「君が代」と「さとうきび畑」のどちらもしゃあしゃあと歌える歌手が、
もてはやされる社会ですからねぇ・・・・・

 「さとうきび畑」は、親子で商売上手なあの人よりも、ちあきなおみに限ります!! 
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by kase551 | 2006-06-02 23:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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