高校の同窓会。
2011年3月
http://kaseyan.exblog.jp/16087770 以来、6年ぶりやね。
6年前に、所用のために中座せざるを得なかった恩師を「囲む会」という名目で、
クラスメート46名中23名が集う。
前回参加できなかった人たちとは、実に36年ぶりの再会。
「わぁ~、変わったなぁ」という感想と、
「あぁ、変わってへんなぁ」という思いが交差する。
高校時代には、あまり話をしなかったクラスメートたちとも、
いろいろと語り合えるのが、また面白い。
半世紀以上生きてきて、人間について、ある程度理解できるようになった
今だから、クラスメートたちに言える言葉もある。
「今考えたら、〇〇は、あのころから穏やかで情緒が安定していて『大人』やったなぁ」
「あのとき、◇◇の行動を見て、『あ、こいつ、エェやっちゃなぁ』と思ったんよ」
そして、恩師から、「半年くらいブログ更新してないから、病気でもしてるんかなぁと思ってたんよ」
と声をかけられ、「!」
このブログを、今も読んでくれてはるんか!!
なんとありがたいことやろ・・・・
恩師は、「あの」家永三郎氏の最後のゼミ生。
日本史を教わったこと、担任してくださったことは、ホンマラッキーやったね。
「『歴』として生きながら、『史』とならなかった人たちのことを考えられる
人間になってほしい」という恩師のことばは、常に私の中にある。
そして、昔、次のような言葉をかけていただいたことも、印象深い。
「君は、カミソリみたいにシャープには切れへんけど、鉈(なた)みたいに
ずしっと切れるようになるんとちゃうかなぁ」
私ははたして、「ずしっと切れる」人間になっているのか?
そうなりたいとは、思い続けている。
そして、クラスメートたちが、それぞれの場所で、
「歴」として生きていることを、同窓会での再会で感じた。
次の再会を楽しみに、オレも「歴」として生きて、
鉈のように「ずしっと切れる」人間でありたい。