モハメド アリが死んだ。
アリがジョージ フォアマンをKOした「キンシャサの奇跡」をテレビで見たのは、
たしか小学6年生のころ。
「フォアマンにめった打ちされて負けるんやろなぁ」と思いながら視ていた私は、
「おぉ!! すごい!!」と、声を挙げて感動した。
それまで一方的に打ち続けていた(と私は思っていた)フォアマンが、
突然アリのパンチを顔面に受けて、前のめりに倒れる場面の記憶は、いまでも鮮やかだ。
後日、新聞で「アリは腹筋を徹底的に強化して、顔面をガードしてフォアマンに『ボディーを打たせる』戦術を取った」
という記事を読み、「おぉ、そうか!」と、感服した。
アリは「打たれていた」のではなく、「打たせていた」んやねぇ・・・
小学生の私は、アリがタイトルを剥奪された経緯について、まったく無知だった。
中学生くらいのときにそれを知り、アリに対する敬意が増幅した。
しかし、イラク侵略戦争を主導したブッシュからは、勲章を受け取って欲しくなかった 。
ともあれ、稀代のスーパースター、大天才の冥福を祈ります。