姫路での仕事を終えて、21時ごろ帰宅。
シャワーを浴び、ソーセージとオムレツを肴に
ビールを飲み、ほっと一息。
ビル エバンスのビアノを聴きながら、ニッカG&Gを呑んでいる。
エェ音楽と、旨い酒。
至福の時間やね。
以前にも述べたが、私が敬愛するジャズピアニストである
エバンスは、料理人に例えるなら、角のピシっと立った刺身を
淡々と切り、じっくりと出汁をとった薄口の吸い物を出す
温顔の超一流職人。
「酒処 えばんす」という暖簾の字は達筆だが、
一見(いちげん)の客にも入りやすい店構えで、
家族連れの客も少なくない。
「お父さん、このお刺身美味しいね!」と
目を輝かすこどもの横には、
「うん、この出汁のコクと深み、たまらんねぇ~」と
目を細めているオッサンもいる。
「わぁ、このキンピラ、おいっしい!
ゴボウって、こんなに美味しかったの?」と
感嘆する若い女性もいれば、
「おっ、アスパラガスって、めっちゃ旨いやん?」と
驚く若い男性もいる。
「ジャズって、なんか敷居が高そうで・・・」とためらう人たちに、
私が勧めるのは、ビル エバンス。
彼のピアノは、 ジャズに初めて接する人たちにとっては敷居が低く、
ジャズを聴きこんだ人たちにとっては、奥深さをじっくりと楽しめます。
私にとっての「ジャズ四天王」のひとりです。