「新しい歴史教科書」

 栃木県大田原市教育委員会が、「新しい歴史教科書」(扶桑社)
を市内7中学(生徒数約1660人)で使用することを決めたとの
ことです。

 私は2001年発行の「市販本」しか目を通していませんが、
これを見る限りでは、昭和天皇を賛美する記述が見開き
2ページを占めるなど、問題が大いにある教科書だと思います。

 昭和天皇が「各国との友好と親善を願っていた」とか、
 「君主としての責任を、ひしと身に感じていた」など、
本人でもないのに、なぜ断言できるのでしょうか?

 推測でなく、事実を書いてくださいよ。

 たとえば、敗色が明らかになっていた1945年2月に、
近衛文麿元首相が戦争終結を打診したとき、
昭和天皇は「今一度戦果を挙げてからでないと・・・」と、
それを却下したという事実などを・・・・・
  

 「昭和の名曲」とか、「昭和の日」とか、最近どうも
「昭和」を美化しようという動きが目立ちます。

 いつまでわたしたちは、天皇を基準とした
「元号」なるものに縛られ続けるのでしょうか?

 そういうものを問い直すことが、「歴史から学ぶ」
ことではないのでしょうか?

 その意味で、「新しい歴史教科書」は失格です。
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by kase551 | 2005-07-15 16:48 | 社会 | Trackback | Comments(2)
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Commented by りょう at 2005-07-20 16:58 x
日本の教科書には英雄がいないと言った方もいて笑ってしまいました。
Commented by kase551 at 2005-07-20 22:55
英雄って、だいたいたくさん人を殺してるんですよねぇ・・ やだやだ・・・


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