にんげんだもの

 凶悪犯罪に対する「人間とは思えない」などという
コメントを目にするたび、「わかってないなぁ・・」と思う。
 
 人間という動物は、時に、どうしようもない残虐性を見せる。
 戦争時におけるさまざまな暴力の歴史をふりかえれば、
それを実感できるだろう。

 その一方で人間は、他者への配慮、自己犠牲、相互扶助などの
美点を示すこともある。

 「性善説」「性悪説」、わたしはどちらにも賛同しない。

 「善」と「悪」を兼ね備えているのが人間だと思う。

 そして、私もそうだが、多くの人間はそれほど強くない。
 ゆえに、心が弱っていたり、考える余裕がなくなると、
「悪」の要素が噴出しやすくなる。
 
  自殺もそうだ。
  卵の黄身を殻につなぎとめている「カラザ」のように、
 われわれと社会を結びつけるラインがゆるんだり切れたりするばあい、
 黄身がくずれるようにわれわれも、ふとした勢いで崩れてしまうことがある。

  にんげんだもの。

  せめて、私と接する人たちが、「悪」の要素を噴出させないように、
 黄身が崩れないように、自分ができることを続けたい。
 
 
 

 
 
 
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by kase551 | 2011-03-05 21:43 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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