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年始ライブ

 京都で用事があり、出張。

 無事用事をすませ、一乗寺へ。
 喫茶「のん」での豊田勇造さんのライブ。

 のん店主ご夫妻、主催のサカキさん、さくらさん、カンチさん、
スナフさんにご挨拶。 

 昨年はカウンターの端だったが、今日は早めに来たので、
前の方に陣取ることができる。
 拙ブログをお読みくださっているというハンドルネームKYさんの
隣に座り、ウイスキーをロックで飲みながら、至福のひととき・・・・

 けい子さんも登場し、11月の「反省」を^^;
 といいながら、ロックをお代わりしている私。


 さぁ、勇造さんの歌い初めだ。

 今年の干支にちなんで、一曲目は
「ある朝高野の交差点近くをうさぎが飛んだ」。
 これを初めに聴けるとは・・・

 ♪力を失った方向と 方向を失った力よ
 仲間割れをおこすな 暗い部屋の中♪

 1973年に作られたこの歌詞が、かつての学生運動を暗示していることは、言うまでもない。
 ♪今まで気づかなかった やさしさと悲しさを求めて
 さあ俺の剣よ ますます伸びてゆけ 熱く熱く♪

 ・GIBSON J200  
  ♪俺の旅の相棒 古いギブソンJ200♪
  ギブソン弾きのカンチさんとスナフさんの表情を、横目でそっとうかがう私。

 ・花の都ペシャワール
  歌自体も当然すばらしいのだが、ギターを弦楽器・打楽器として駆使する絶妙の技術に、
 いつも感嘆!

 ・それで十分
  ♪命あれば それで十分♪
   これぞ真理。
 
 ・再会
  「再会」の主人公、長谷川先生のお姿もある。
  50年ぶりの再会のすばらしさ・・・・
   サポートするスナフさんのハーモニカも絶妙! 
  

 ・ワルツを踊ろう
  かたつむりと桜貝という取り合わせの妙、
 「お前と幸せに狂いたい」というフレーズのすごさにうなる。


 ・◎◎さん(新曲)
  この新曲は、「お豆さん」「お芋さん」など、食品などに「さん」を
 つけるという京都弁のおもしろさをテーマにしたもの。
  よろしおますなぁ~

  休憩時に、ムラセさんにご挨拶。
  一息入れて、また飲む。
  ロックグラスを二つ持ち、席に戻る。

  ライブ再開前に、「お年玉」の抽選。
  「大賞」の湯たんぽを獲得したのは、スナフさん。
  昨年にはすばらしいCDを出され、今日は湯たんぽを獲得し・・・
  今年はえぇことがあるんとちゃいますか?


  ・ありがとうディラン
   
   勇造さんに大きな影響を与えたボブディラン。
   「そのおかげで、大学を除籍になりました」と
   客席を笑わせながら、♪ありがとう ボブディラン♪  

  
  ・小松ちゃん

   お~、これをここで聴きたかったんですよ!!
   かつて京都の若者文化をリードした名プロデューサー、
  小松辰男氏を歌った名曲中の名曲。

   ♪「オンザロックをもう一杯」
    しゃがれた声がよく通る
    煙草の煙る喫茶店 憧れてたのは 俺だけじゃない♪

   ♪俺はかけ出しの歌うたい キャベツばっかり食べてた
    どういう訳か 気に入ってくれて 歌の仕事を誘ってくれた♪
  
   気骨と才能にあふれる若者(勇造さん)を育てようとする
  小松氏の姿が目に浮かぶ。

   ♪あなたを好きな人たちと あなたをしのんで酒をくむ♪
  
  お目にかかったことはなかったが、私も「小松ちゃん」を
   しのんで飲んでいます。

   ・もしも加茂川がウイスキーなら
    「今ここでウイスキー飲んでるのは俺だけや」
    などと、つまらぬ自慢をしながら楽しく聴く。
    
   ・大文字
    この歌の舞台に勇造さんが上ったのも、
   「小松ちゃん」のプロデュースによるものだ。
    そして、「ジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂」
   の「ポスター」をくれた「友達」も「小松ちゃん」。

    ♪さぁもぅいっぺん!♪では、
  ライブDVDに映っている私を勇造さんが  
  紹介してくれて、照れくさい。
   「遠くからおおきに!」と声をかけていただく。
   
   ・雨のブルーズ

    ♪瓦になりたい どしゃぶりの下
    一晩雨に打たれたら この寂しさもきっと消えるし♪
         
    この切なさがなんとも言えない味わい。
    「瓦になりたい」という表現が、またえぇんよねぇ・・・
   

   まだ題名が決まっていない新曲を勇造さんが歌う。
   瀬戸内海の小さな島で、助け合い、分かち合いながら暮らす人々と、
 「奪い合えば足りない 分かち合えば余る」ということばがテーマ。
      
   名曲「雲遊天下」と通じる曲やねぇ。 
 
   ・ふとん
    ♪体と体をくっつけて もう少し話をしよう♪
    前に呼ばれたカンチさんと勇造さんが体を寄せ合う場面が微笑ましい。


   アンコールは「桜吹雪」。
   「この歌を作ったとき、『この先、いつか歌を歌う以外の仕事をしてるかも知れんなぁ』
   と考えていたんです。それが『だってあなたは黙ってしまうし』という歌詞に現れてるんです。
     でもこうして、60を越えてもこうして歌ってられるのは、ほんとうにありがたい
    ことやと思います」(語句は正確ではない)と、曲の前に勇造さんが語る。

    この曲を勇造さんが作らはったんが、1974年4月。
    24歳の時の作品やね。
    それから40年近く・・・
    ホンマにすごい人やなぁ・・・・

    
    ライブの打ち上げは、主催のサカキさんによる豚汁がふるまわれ、
    長谷川先生お手製の赤飯と漬物も。

    いやぁ、ほんまにえぇライブでした。

    勇造さん、「のん」店主ご夫妻、主催のサカキさん、受付ボランティアのさくらさん、
   カンチさん、スナフさん、KYさん、ムラセさん、けい子さん、ありがとうございました。
    今年が皆様にとって、良い一年でありますように!
  
        
    
by kase551 | 2011-01-08 23:59 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
Commented by browne at 2011-01-10 21:14 x
かせたにさん

あけましておめでとうございます!
今年は行けなくて....

かせたにさんのレポ拝見して地団駄踏んでます(笑)
オンザロック美味かったことでしょうな~♪
いつかニッカで乾杯しましょう。

Commented by kase551 at 2011-01-10 22:37
 browneさん、あけましておめでとうございます。
 「browneさんと呑めるかなぁ~」と思っていましたが・・・・
 来年は、飲み切りでボトルを一本お願いしようかなどと、
勝手に考えております。
 ご一緒できればいいですね。^^
Commented by スナフ at 2011-01-11 12:39 x
かせたにさん、先日はどうもです!

このエントリを僕のブログにリンクさせていただきました(事後ですみません)

勇造さんのライブ、楽しすぎですね♪僕はすっかりミーハーです(笑)


そうそう、
僕がハーモニカサポートしたのは「再会」だったような気が。

またお会いしましょう♪
(⌒0⌒)/
Commented by kase551 at 2011-01-11 17:02
スナフさん、土曜日はありがとうございました。
リンク大歓迎です。^^

あ~、「再会」でしたね! すみません!!
「ディラン」では勇造さんは、自分で吹いてましたよね。

記事を訂正して、おわび申し上げます。

またお目にかかれることを楽しみにしております。^^
Commented by 総経理廣川 at 2011-01-11 21:37 x
かせたにさん

勇造さん 歌い初め 聴きに行けて 良かったですね。
ウイスキーは あまり 呑みませんが
ポン酒呑みながら いつか 
かせたにさんの「大文字」聴いてみたいと思っています。
6.6では ほんと 上手かったもの!

ところで 2004年の「拾得」バースデイライブの時
錦水館で会った方が九州の方だったけど
もしかして あれは かせたにさんだったのかな?
Commented by kase551 at 2011-01-12 00:05
 廣川さん、ありがとうございます。
 私はポン酒も大好きですので、ぜひお願いします。^^
 銘酒「勇造」を酌み交わしましょう! 

 私は「錦水館」には行ったことはありませんが、
九州の勇造ファンの熱さと層の厚さは、♪なかなかやなぁ~♪
(サラ金ブルーズ)です。ぜひ福岡にもお越しください。^^




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