浅草寺に参拝する前に、私はいつも
「まんしゅう母子地蔵」に手を合わせる。
「満州」からの引揚げ者であるちばてつや氏のデザインによる
この地蔵を見るたびに、日本の中国侵略・日ソ不可侵条約を破ったソ連の
悪質さとソ連兵の暴虐・いち早く軍関係者は逃げ、民間人が
盾にされたという日本による「棄民」の犯罪性を、再認識する。
参拝後、「ホテル雷門」のすぐ横にある喫茶店「スロー」で
「モーニング」を。
ここの女将さんのことばを聴くのが、また楽しみ。
歯切れの良い下町ことばは、耳に実に快い。
常連さんたちとの会話もえぇんよねぇ。
常連さんが出た後、二人きりになったので、
しばし「ことば談義」を・・・・・
「男のひとの関西弁って、なんか気持ち悪いって
こっちのひとはゆぅんだよね」という発言に苦笑しながら、
「それは偏見ですよ。関西弁は(以下省略)」と、
関西弁ネイティブは語る。
次回来るときには、東京大空襲の話を聴かせていただくことを
約束し、辞す。
ほんま、えぇ店やね。