永六輔氏が『週刊金曜日』に連載している
「無名人語録」を読み、首をかしげる。
「シングルマザーと偉そうに言うわ、
母子加算だの、子ども手当てだのと、
声高にいうけど、
その前に、嫁として、妻として、
母として努力したのかね。
税金を貰えるような立派なことを
したのかい。
エ? そこのヤンママさんよ」(32頁)
自民党政権が廃止した、生活保護における母子加算を
民主党政権が復活させようとしていることに、私は賛成だ。
そして、
離婚によってシングルマザーとなった人たちのうち、元夫から子どもの養育費を受け取っていない人が6割近いという現実に、
「無責任なしょーむない男が多いなぁ・・・」と、怒りをおぼえる。
永氏が責めるべき相手は、「ヤンママ」ではないはずやけどなぁ・・・
そして、「税金を貰えるような立派なことをしたのかい」という
言い方は、なんやろなぁ・・・
「立派なことを」しなければ、母子加算や子ども手当ては
受けられないの? なにゆうてはりまんねん?
「シングルマザーと偉そうに」、誰がゆうてるのん?
責める相手がちゃうやろ?