『美味しんぼ』(雁屋哲原作・花咲アキラ作画)というマンガを読み始めたころ、
登場人物に「人種差別とは最低だな!」というセリフを言わせたり、
朝鮮人強制連行について言及したりすることに対して、好感を抱いていた。
しかし徐々に、私はこの作品への違和感を強めていった。
理由は、人種差別・民族差別・マイノリティに対して理解が深いはずの
原作者が、次のようなセリフを連発するため。
「よくぞ日本に生まれけり」
「日本人は・・・・」
昔、『男組』という作品を愛読していた私は、
雁屋哲という人に、どうもうさんくささを感じる。