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大貫妙子「突然の贈りもの」

 昨日、「のどを詰めた裏声」への嫌悪感をぶちぶちと
つぶやいたが、ハイトーンの声や裏声自体がイヤっちゅうわけ
ではないんよね。

 「のどを詰め」ていない、地声のハイトーンや、
上手な歌手が、なめらかに出す裏声は、むしろ心地よい。
たとえば、山崎バニラさんの「ヘリウムボイス」は
可愛くて好き^^やし(彼女の芸もすばらしい)、
故美空ひばりの「みだれ髪」における裏声には、
ぞくっとする。
 
 そして、はなかげなハイトーンの魅力といえば、大貫妙子です。

 日ごとに秋風が心地良くなるこの季節、「突然の贈りもの」を
ひさしぶりに聴く。

 名盤『MIGNONNE』(ミニヨン)に収録されている曲です。


 ♪はじめて出会ったときのように 心がふるえる
 だずねてくれるまで 待っているわ♪

  ♪みんなと始めた 新しい仕事にも慣れて
  元気でいるから 安心してね♪
 
  この未練がましい歌詞はあまり好きではないが^^;、
 大貫さんの歌唱はすばらしい。

     はかなげやけど芯は強く、
     せつないけど、ベタベタしてへん。
 そして、冷静やけど、決して冷たくはない。
 
by kase551 | 2009-09-16 22:36 | 音楽 | Trackback | Comments(0)


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