昨日、「のどを詰めた裏声」への嫌悪感をぶちぶちと
つぶやいたが、ハイトーンの声や裏声自体がイヤっちゅうわけ
ではないんよね。
「のどを詰め」ていない、地声のハイトーンや、
上手な歌手が、なめらかに出す裏声は、むしろ心地よい。
たとえば、山崎バニラさんの「ヘリウムボイス」は
可愛くて好き^^やし(彼女の芸もすばらしい)、
故美空ひばりの「みだれ髪」における裏声には、
ぞくっとする。
そして、はなかげなハイトーンの魅力といえば、大貫妙子です。
日ごとに秋風が心地良くなるこの季節、「突然の贈りもの」を
ひさしぶりに聴く。
名盤
『MIGNONNE』(ミニヨン)に収録されている曲です。
♪はじめて出会ったときのように 心がふるえる
だずねてくれるまで 待っているわ♪
♪みんなと始めた 新しい仕事にも慣れて
元気でいるから 安心してね♪
この未練がましい歌詞はあまり好きではないが^^;、
大貫さんの歌唱はすばらしい。
はかなげやけど芯は強く、
せつないけど、ベタベタしてへん。
そして、冷静やけど、決して冷たくはない。