ジェンダー

「丸山真男をひっぱたきたい」という論考で
話題を呼んだ赤木智弘氏の言動に、私は注目している。

 この社会の不条理を告発する彼の主張は、
「機会の均等化」と、「分配における不平等の是正」だと、
私は解釈している。

 この主張については、私も同感する。

 しかし、今日読んだ雨宮処凛『プレカリアート』(洋泉社)
に収録されている座談会記録における赤木氏の発言に、
「こいつ、アホか?」とあきれた。

  「一度ドロップアウトしてしまった人間が復帰できる道筋を
  社会が用意していないこと」に対する対策として、次のような
  発言をしている。


赤木「一つの方法として、収入のある女性が収入のない男性と結婚する
   というやり方がありますよね。現実的に考えると、それ以外の
   方法はないと思います」(167頁)

  この発言と関連する、赤城氏より4歳年下の正社員営業職S氏
 (女性)のことばが興味深い。

 S「多少顔が悪くて収入が低くても、『料理、洗濯、掃除、全部得意だぜ!』
   と言われたら、グラッときますよね(爆笑)」
 雨宮「料理はポイント高いですね(笑い)」
 S「筑前煮が得意とか嬉しいですよね(笑)。本気で正社員の女性と結婚して
   主夫になろうと思うなら、男性側も『家事のプロになるぞ!』くらいの意識に
   スライドしてほしいと思いますね」(177頁)


 これに対する赤城氏の発言は・・・・・

 赤木「その点、僕は実家暮らしが長いので、家事全般は余り得意ではありませんね(笑)。   
    母親が全てやってしまうので(後略)」 

  脱力・・・・

  正直といえば正直やけど、ホンマ、アホやねぇ。
  60・70年代の学生運動における「性差別・性役割の問題を無視した社会運動」
 の愚かさを、赤木くんから感じるとは・・・・
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by kase551 | 2009-08-03 23:14 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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