過去あばき

 なにか大きな事件が起こるたびに、
その「犯人」の過去が、あばかれる。

 小学校の時の文集や、中学時代の友人関係など・・・・

 興味本位でとりあげられる、「犯人の過去」。

 どのような凶悪事件であっても、「犯人の過去」を
手前勝手に公開することには、私は不快感を抱く。


 俺がこの先、逮捕・拘留され、裁判にかけられる可能性は、
ないとは断言できない。

 ひょっとしたら、「凶悪犯罪」に手を染めてしまうかも知れない。
 人間とはわからんもんやから。

  そのときには、マスコミがとりあげるのに絶好の証人がいてはりまっせ。^^;
 小学3・4年生時代の担任M氏。

 インタビュアー「かせたに容疑者は、どういう生徒だったんですか?」
 M氏「えぇ、決して悪い子じゃなかったんですが、生意気、いえ、反抗的、いえ、  
    まあ個性が強かったというんでしょうかねぇ・・・ 宿題を拒否し続けたりして、
    ホンマむかつくガキ、いえ、ちょっと手のかかる子でしたねぇ・・・」
 インタビュアー「かせたに容疑者に、今先生がおっしゃりたいことは?」
  M氏「罪を悔いて、写経でもして、自らを見つめなおしてほしいですね。
     あっ、ここからはカメラも録音も消してね。オフレコでね。
    
      ざまぁみさらせ、あのクソ生意気なかせたにのガキめ!!
      私の指導に素直に従ってたら、こんなことにはならんかったんやでぇ。
      まぁ、因果応報やねぇ・・・ 
       

   そのインタビュー場面を見た視聴者は、おそらく次のように思うだろう。

  「なるほどなぁ。そういう反抗的な生意気なガキが、大きくなったらこういう
  凶悪犯罪に走るんやなぁ・・・ うちの子が、ああいうかせたにみたいなヤツに
  ならんように、今からびしっと躾けなあかんなぁ・・・ 自衛隊に体験入隊させよか?」
 
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by kase551 | 2009-07-07 22:07 | 社会 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ギョンシル at 2009-07-08 23:15 x
先生、私は「事件には因果関係あっての結果、よって事件を起こした人の生い立ちと強く関係する」って考え方には反対です。冤罪かも知れませんし。最近「宣告」という死刑囚の実態を書いた本を読んでおりますが、初めて死刑制度について考えるようになりました。
Commented by kase551 at 2009-07-09 00:05
 『宣告』は、加賀乙彦の小説ですね。私は未読ですが、時間ができれば
読んでみようと思います。
 私は死刑制度には反対です。


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