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リニューアル

 1962年に発売された「スーパーニッカ」がリニューアルされた。

 どんな味になったんかなぁ・・・
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 なるほど。

 方針としては、「ブラックニッカ」から「ブラックニッカクリアブレンド」
を生み出したように、ピート香(一種の「焦げ臭さ」「クセ」)をおさえて、
「軽く・飲みやすく」したわけやね。

 「ブラッククリアブレンド」は、飲んだ瞬間、「あぁ、これは軽すぎる」
と思った。

 これは好みの問題。


 同様に「リニューアルスーパー」も、「美味い。でも、ちょっと軽いなぁ」と思う。
 「クリアブレンド」ほど軽くはないが・・・


 もちろん、軽いことは悪いことではない。

 ときどき飲むカナディアンウイスキー「クラウンローヤル」は、軽い。
 でも、好きな味なので、拙宅では常備している。

 ゆえに、今回のリニューアルで、「クリアブレンド」ファンのような
人たちがニッカの味を体験する機会が増えるなら、ほんまうれしい。
 
 しかし、俺が生まれた年に発売され、ニッカの営業マンとして、
札幌・旭川・留萌・羽幌・増毛のスナック、バーで売り込み続けていた
(1980年台後半)「スーパー」が大きく変わったことには、
時代の流れを感じる。
 
 今回のリニューアルには、「メイン商品」ゆえの事情もあるやろねぇ。
「ニッカウヰスキーが蒸留した」という英語表記が消えたことや、
容量が50ミリ減ったことなど・・・・・

 より安い原酒をあちこちから調達して製造原価を抑え、
容量を減らす「実質値上げ」を実施したんやね。

 現在は「メイン商品」ではない「G&G」は、容量も味も変わらない。

 「メイン」でないがゆえに、「伝統の味」を維持できるという皮肉。  

  これからも「スーパー」を私は飲み続けるだろう。

しかし、これまでは「スーパー」だった拙宅での「メインウイスキー」は、
これからは「G&G」に変わるやろなぁ。
by kase551 | 2009-04-18 23:59 | | Trackback | Comments(0)


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