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『西日本新聞』への投書

 購読している『西日本新聞』に、次のようなコラムが掲載された。
 
『西日本新聞』への投書_c0040369_213144.jpg


 末尾の「あまえるな」に、「この人、誰に『あまえるな』ってゆうとるんかなぁ?」と
違和感を抱き、同紙に投書することにした。

  コラム筆者の「中洲次郎」氏は、私の知る限りでは、
 1948年生まれで、小学生のころから塾に通い豪華な弁当を持参し、
親元からの仕送りを受けて東京の私立大に通い、
 卒業後は、右肩上がりの経済状況下でサラリーマン生活を続けてきた。
 
 めでたく定年退職され、年金の心配も無用の彼に、
「団塊世代論」をふっかけるつもりはない。

  せやけど、なんでこの人が、「あまえるな」などと
えらそうに言えるんやろ?

  

  明日、下記の原稿を投函する。


  中洲次郎氏への違和感

 本紙二月二四日「風車」の「『百年に一度』だと」に、強い違和感を抱いた。
 筆者の中洲次郎氏は「百年に一度の大不況」という表現に、「バカ云ってるんじゃない、
六十余年前に比ぶれば、ずっと楽勝である」と憤っている。
 氏は、戦後中国から郷里に引き揚げて来られたご両親の生活が、
「只ひもじさとの戦い」だったと紹介し、「戦後のことを思えば、今はまだ裕福の極み、
あまえるな」と結んでいる。
 私が知る限り、いわゆる「団塊世代」の中洲次郎氏は、親元からの仕送りを受けながら
東京の私立大学を卒業後、右肩上がりの経済状況下で、サラリーマン生活を送ってきた。
氏のご両親の労苦には心から敬意を表するが、自らの直接体験でない「六十余年前」をふりかざして
「あまえるな」とは、いかがなものか。 
 「百年に一度の大不況」を口実に、モノのように使い捨てられ、生活保護などの
セーフティネットからも外される人たちは、氏の「あまえるな」に、次のように応えるだろう。
 あなたがえらそうに言うな。
 

  朝刊にも夕刊にも連載を持つ同氏への批判投稿は、ボツにされる公算が強いが、
 昨年4月のように、「紙上対決」をさせてほしいなぁ・・・・ 
by kase551 | 2009-03-01 22:09 | 社会 | Trackback | Comments(0)


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