運と恩

 奈良に泊まった翌日。

 メインストリートの登大路を東へ歩く。
 鹿がいるのが当たり前という感覚が、もどってくる。
 「うまそうやなぁ」という、「食欲魔人」の本性も・・・^^;
 
 県庁前に渡り、般若寺方面への道を北に歩く。

 しばらく歩いてから東大寺の方に渡り、東進。

 このあたりの雰囲気が、俺は好きだ。

 はらはらと舞い散る落ち葉
 眼前に近づく大仏池

 あぁ、よろしおますなぁ・・・・

 大仏池を右手に再び北に進み、亡父の墓地に向かう。

 6月以来の墓参だ。
   
 前回来たときに色々と話をした事務所の職員と、また長話をする。
 この人とは、なぜか波長が合う。
 彼女の娘さんの話や、私の家族の話など、プライベートな話題でひとしきり。

 
 大阪の友人金さん宅を訪ねる。
 宅配便の荷物受けとりと雑用のために外出できないと事前に聞いていたため、
駅前で食材を買い込み、お邪魔する。

 金さんと昼食をとりながら話していると、お客さんが・・・・

 玄関先で

 金さん「あんた、この荷物受け取ったらもぅ帰ったほうがえぇんとちゃうのん」
お客さん「まぁ上がらしてぇよ」

 私「あ、はじめまして。かせたにと申します」
お客さん「はじめまして。カワ・・・ハ(河)と申します」  
 
 金さんと会うのは、約一年ぶりだ。

 彼女の歌う「鳳仙花」を、私は今でも思い出す。

 大阪の夜間中学の教員として尽力されている金さんについては、
拙著『コリアン三国誌』(新幹社)で「金さんの鳳仙花」として
書かせていただいている。
 
 金さんの友人である河さんのお人柄にも、魅了されました。  
 長年姑を介護されてきたお話や、家族に関するお考えなどに、
大いに考えさせられました。

   
 夜、大阪ミナミで、恩人との一杯。
 
 話している間に、こみあげてくるものがあり、目じりにたまる涙を
押さえながら、ぬぐいながら、飲む。


 ほんまに俺は、人の運はあるんやねぇ・・・・
 そして大きな恩を受け・・・・

 その恩を、いくばくなりとも、返し続けるのが、俺の役目やね。
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by kase551 | 2008-12-06 23:59 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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